3つの実践で変わる|夫婦の価値観の違いで無気力になった男性が「自分らしさ」を取り戻す方法

夫婦の価値観の違いで無気力になった男性が「自分らしさ」を取り戻す、3つの実践

夫婦の価値観の違いから無気力になってしまう男性は、実はとても多くいらっしゃいます。

今回のお話は男性目線から書いていきます。

ある朝、寝たはずなのに疲れがとれておらず、突然動けなくなり、すべてが重くなり、嫌になってしまう。仕事に行く気力もわかない。好きだったことへの興味も薄れていく。そんな経験をされている方に、この記事を読んでいただきたいと思います。

妻の事は嫌いではないけれど、一緒にいる意味が見いだせない。だるい。しんどい。何もかもがめんどくさい。

私まことのカウンセリングルームには、「妻との考え方の違いがきっかけで、体も心も重くなってしまった」とおっしゃる男性が定期的にお越しになります。いつも穏やかで、責任感が強く、家族のことを大切に考えているからこそ、一人で抱え込んでしまう方たちです。

この記事では、夫婦間の価値観の違いがなぜ男性の無気力につながるのか、そして今すぐ始められる3つの実践について、最新の心理学の知見も交えながらお伝えします。

「価値観の違い」はなぜこんなにも消耗するのか

正解がないから終わらない

仕事の失敗や体調不良と違い、夫婦の価値観の違いには「正解がない」という特徴があります。どちらが正しいとも言えない。でもどちらかが折れなければ前に進めない。この終わりの見えない消耗戦が、心を少しずつ削っていきます。

最新の感情調節研究でも、「解決できないと感じる対人葛藤」は、解決できる問題よりも慢性的なストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を長く続かせることがわかっています。つまり、体が重くなるのは気のせいではなく、生理的な反応なのです。

レスになってしまう夫婦がほとんどです。

男性が無気力になりやすい構造的な理由

男性は一般的に、問題を「解決すべきもの」として捉える傾向があります。ところが夫婦の価値観の違いは、すぐには解決できません。「解決できない問題」を前にした男性の脳は、エラーを出し続けるコンピューターのように、膨大なエネルギーを消費します。

その結果として現れるのが、「何もする気になれない」「朝から体が重い」という無気力の症状です。これはあなたが弱いのではありません。むしろ、長い間一人で抱え込んできた証拠です。

「逃げ」ではなく「戦略的撤退」という新しい視点

アドラー心理学から一歩進んだ「課題の分離2.0」

アドラー心理学の「課題の分離」はご存知の方も多いでしょう。しかし最近の対話型カウンセリングの現場では、さらに進んだ考え方が注目されています。それが「課題の分離2.0」とも呼べる概念で、「分離したあとに何をするか」まで含めた考え方です。

パートナーの考え方はパートナーのもの。あなたの感じ方はあなたのもの。ここまでは従来の課題の分離と同じです。しかし2.0では、分離したあとに「自分の課題にどう向き合うか」を具体的にデザインします。

「正しさ」の追求をやめると楽になる理由

価値観の衝突の場面で多くの男性が陥るのが、「自分の正しさを証明しようとする」罠です。しかしこれは、相手が「正しさ」で動いていない限り、永遠に勝てない戦いです。

最新のカップルセラピーでは、「正しさの共有」よりも「感情の共有」を優先するアプローチが主流になっています。「なぜ私はそう思うのか」を伝えることの方が、「私が正しい理由」を論証することよりも、関係の修復に何倍も効果的なのです。

合わないことが当たり前で、どうしたら穏やかにお互いが過ごせるか。

相手と合う合わないを考えずに家を『平和』な環境をつくり維持することに尽力するとうまくいきやすくなります。

今日から始められる3つの実践

実践1|「感情の棚卸し」を毎朝5分行う

無気力の状態にあるとき、人は自分が何を感じているかわからなくなっています。感情が麻痺しているような感覚です。

まず試してほしいのが、朝起きたときに、ノートに次の3つだけ書く習慣です。

「今、体のどこかに緊張や重さを感じるか」

「今、頭の中で一番ぐるぐるしていることは何か」

「今日、一つだけやりたいことがあるとしたら何か」

分析しなくていいです。正直に書くだけ。これを続けると、自分の内側で何が起きているかが少しずつ見えてきます。感情が見えてくると、行動のエネルギーが戻り始めます。

実践2|「リソース・タイム」を週に一度確保する

夫婦の葛藤の中にいると、「自分」という存在がどんどん薄くなっていきます。パートナーとの関係性の中だけで自分を定義してしまうからです。

「リソース・タイム」とは、自分が「自分らしい」と感じられる時間を意図的に作ることです。趣味でも、一人の散歩でも、昔好きだった音楽を聴くだけでも構いません。週に一度、最低でも1時間。これを「自分への投資」として予定に入れてください。

最新のポジティブ心理学研究では、「自己拡張体験」と呼ばれる自分らしさを感じる時間が、夫婦関係のストレスに対する緩衝材になることが示されています。

実践3|「感情言語」のボキャブラリーを増やす

多くの男性が苦手とするのが、自分の感情を言語化することです。「なんかしんどい」「モヤモヤする」だけでは、パートナーにも自分にも伝わりません。

感情には実はとても細かい種類があります。「悲しい」の中にも、「失望」「孤独感」「惜しさ」「後悔」があります。「怒り」の中にも、「羞恥心」「恐怖」「傷つき」があります。

自分の感情を細かく名付けられるようになると、パートナーとの会話の質が変わります。また、感情を言語化するだけで、脳内のストレス反応が和らぐことも神経科学的に証明されています(感情ラベリング効果)。

カウンセリングで見えてきた「夫婦の価値観の違い」の本質

違いは「問題」ではなく「未解読の暗号」

10年以上カウンセリングをしてきて、私まことが気づいたことがあります。夫婦の価値観の違いのほとんどは、「どちらかが間違っている」のではなく、「お互いがまだ相手の言語を理解していない」状態だということです。

あなたが大切にしていることと、パートナーが大切にしていることは、表面上は対立して見えても、その奥にある「守りたいもの」は意外と近いことが多いのです。

例えば、「お金の使い方が合わない」という価値観の違いも、よく聞くと一方は「将来の安心を守りたい」、もう一方は「今の豊かさや体験を守りたい」という、どちらも愛情から来た願いであることがほとんどです。

無気力は「休め」というサインである

体が重く、気力が出なくなるというのは、心が「もうこのやり方では無理だ」と教えてくれているサインです。責めないでください。むしろ、ここまで頑張ってきた自分を、少しだけ労ってあげてください。

無気力を「克服すべき敵」として戦おうとすると、さらに消耗します。「今、休むべきタイミングだ」と受け取ると、意外と体が動き始めます。

一人で抱え込まないために

夫婦の問題は、夫婦だけで解決しようとするから行き詰まることがあります。第三者の視点、それも感情の専門家の視点が入ることで、同じ状況がまったく違って見えることがあります。

「カウンセリングに行くのは弱い人がすること」という思い込みをお持ちの方もいらっしゃいます。しかし実際は逆です。自分の状態を客観的に見て、必要なサポートを選べる人こそ、本当に強い人です。

あなたが感じている「体の重さ」「気力の無さ」は、決して一人で解決しなければならない問題ではありません。プロのカウンセラーとの対話の中で、あなた自身の言葉で気づきを得ていく。そのプロセスが、夫婦関係を変える前に、まず「自分」を取り戻す第一歩になります。

まずはお気軽に『ウエルカムカウンセリング』へお越しくださいませ^^

 

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