大学受験で露呈する親の『条件付き愛情』とは?子どもを追い詰める心理と抜け出す6つの処方箋

Table of Contents
『条件付き愛情』とは?
大学受験の時期になると、親子関係が一気に崩れご相談に訪れる親子が来院されることが増えます。
今日たまたまスレッズに流れてきた一文ですが、
『息子が大学受験に失敗したから、パソコンもスーツも買ってあげたくない。
そんな気分にさらさらなれない。私のお金なのに。』というものでした。
「こんなにお金を出してあげたのに、なぜ結果が出ないの?」
「このままじゃ将来が不安すぎる」
その言葉の奥には、表現はどうあれしっかりとした『愛情』があります。
ですがその愛情表現では、気づかないうちに子どもを苦しめているケースが大いにあるのです。
親の本音としては、お金の工面や生活のフォローに人生をささげて大変だったことがみてとれます。
ほろりと出た本音だと理解もできます。
特に高学歴に執着している親御さんに多く、東大京大にかける平均の教育費にかかる費用は8900万円にのぼるとも言われています。
老後の資金も全てつぎ込んで第一志望に合格できなかったとなれば、嘆きたくなる気持ちも分かります。
今回は、批判などではなく心理学として深堀りしていきましょう。
特にその中でも重要な心理で、この状態を「条件付き愛情」として注目していきます。
この記事では、大学受験という親子で極限状態でなぜそれが強く表れるのか、
そしてどうすれば本来の安心できる関係に戻れるのかを深く解説していきます。
条件付き愛情とは何か。その正体。
条件付き愛情とは
「〇〇できたら愛する」
「結果を出せば認める」
という無意識の前提のことです。
宿題をやったらおやつをあげる。成績が上がったら、ゲームを買ってあげる。
軽いものからヘビーなものまで日常でよく交わされる会話のひとつです。
また、親はそんなつもりはなくても
・成績がいいと褒める
・結果が悪いと態度が変わる
・合格を前提に話を進める
これらが積み重なることで、子どもはこう感じます。
「自分は結果でしか評価されないんだ」
大学受験はその構造を一気に強めるイベントと言えるでしょう。
18年間の総体性をもつ大イベントで命がけで臨む親子も少なくありません。
『受験戦争』ということばが昭和から平成に流行りましたが、今でも色濃く残っています。
YouTubeなど、わかってTVなどの影響も若者には大きいようです。
本来大学は、やりたいことがあるから行く場所であるにも関わらず
未だに偏差値の高い大学が偉い。という誤った認識が根強くあります。
そういう子は、京都大学でもそうですが夏休みまでに燃焼しきってしまい数割は退学していくのです。
カウンセリングに来られる京大生も毎年おりますよ。受験というゲームが楽しかっただけといいます。
なぜ大学受験でその傾向が強くなるのか
大学受験は親にとっても人生の分岐点に見えます。
ここで起きているのが「将来不安の投影」です。
親自身の
・学歴コンプレックス
・社会的評価への不安
・経済的な心配
これらが子どもに重なり
「この受験で人生が決まる」
という極端な認識に変わってしまいます。
その結果、愛情が
「支えたい」から「コントロールしたい」
へとすり替わってしまうのです。
学歴にコンプレックスがある親ほど、高学歴を強いる傾向が高いです。
また、古い知識でアップデートされておらず全くちぐはぐなことを子供に植え付けているのです。
医学部神話はまだ健在のようです。
最新心理学『自己価値の外部依存』
最近の心理学で注目されているのが
「自己価値の外部依存」という概念です。
これは
自分の価値を外の評価で決めてしまう状態
を指します。
要するに、他人軸で生き、自分軸を持たず他人の評価が絶対的なものだと信じて疑わず
全ての行動を決めてしまう事です。
親自身がこの状態だと
子どもの合否がそのまま自分の価値になります。
すると
「落ちたら終わり」
「合格しないと意味がない」
という極端な思考に陥ります。
9回も医学部を娘に浪人させた母親が娘に刺殺される事件がありましたが、まさにこれです。
特に日本人は失敗に厳しく再チャレンジしにくいという土壌があります。
二回目のチャレンジを浪人生などといういやみな名前までつけるのです。
ここに気づかないままだと、親子ともに強いストレスを抱え続けてしまいます。
子どもに起きる深刻な影響
条件付き愛情の中で育つと、子どもには次のような変化が起きます。
・挑戦を避ける
・失敗を極端に恐れる
・自己肯定感が低下する
・親の顔色を過剰に気にする
・プレッシャーに弱くなる
特に大学受験期は
「結果=自分の価値」
という認識が固定されやすく、失敗した時のダメージが大きくなります。
これが、無気力や引きこもりにつながるケースが怖いところです。
実際は学力よりコミュニケーション能力が高い人の方が社会適応が容易で稼げる仕事を作り出す人が多いということを毒親は理解していません。
親自身が苦しくなる理由
実は、条件付き愛情で最も苦しんでいるのは親自身です。
なぜなら
「結果が出ない=自分の否定」と感じてしまうからです。
また、他人軸で生きていますから
他人に言える大学ではない。他人からどう思われるだろう。などと余計な心配までするのです。
だからこそ
・パソコンを買う気になれない
・スーツを見るのも嫌になる
・未来を考えたくない
といった状態になります。
これは甘えではなく、心理的な防衛反応です。
抜け出すための6つの処方箋
1つ目
結果と存在を切り離す
合否と人間の価値は完全に別物です。
2つ目
プロセスに目を向ける
努力した過程に意味があります。
3つ目
不安の正体を書き出す
漠然とした不安は、言語化するだけで弱まります。
4つ目
子どもを一人の人間として見る
「自分の作品」ではなく「別の人生」です。
5つ目
親自身を労わる
親もまた頑張ってきた当事者です。
6つ目
他人軸の生き方から自分軸の生き方に変える。
6つめはカウンセリングでのフォローが一番有効でしょう。
何故なら、他人軸で生きている人は自分軸で生きるという意味すら分かっていないため
自分ではどうしようもないのです。
無条件の愛情に戻るという選択
無条件の愛情とは
「結果に関係なく、あなたは大切」
というメッセージです。
あなたの存在自体が私の宝物。
これは甘やかしではありません。
むしろ、最も強い土台になります。この表現には年齢は関係ありません。
子供であっても、成人していても伝えるべき事柄です。
心理学的にも
安心感がある環境の方がパフォーマンスは上がる
ことが分かっています。
大学受験はゴールではなくただの通過点です。
だからこそ、今この瞬間に
「関係性を守る」
という選択がとても大切になります。
さいごに伝えたい事
大学受験は、子どもだけでなく親の心も試される出来事です。
条件付き愛情は誰にでも起こりうるものです。
大切なのは
「気づいた後にどうするか」
今ここからでも、関係は必ず変えられます。
そしてその変化は、子どもの未来にも静かに影響していきます。
他人軸で生きている母親は、ご主人に対してもご主人の態度や言動で一喜一憂してしまうという特徴があります。
まずはお気軽に『ウエルカムカウンセリング』へお越しくださいませ^^
まことカウンセリングルーム LINE@ID お得な情報配信中 予約可 @ywc6256h

大阪阿倍野まことカウンセリングルーム

もっとあなたらしく生きるためにご自宅で気楽にカウンセリング
大阪市阿倍野区美章園2丁目21-11 朝日プラザ美章園101号1階
ホームページ http://mikokoroseitai.com/
予約電話番号(予約優先) 06-6713-5855
メールでのご予約はこちら