モラハラ（モラルハラスメント）とは、身体的な暴力ではなく、言動や態度といったモラルによる精神的な苦痛を相手に与える、DV（ドメスティックバイオレンス）の一種です。

・専業主婦への「ぶらさがり」、「俺が食べさせている」発言

・価値観が合わないなど性格不一致に関する暴言

・離婚をチラつかせ、中年女に職はないだろ。などのモラルを欠く発言

・主婦は暇でいいねなど無神経発言

・意味なく上からものを言い、軽蔑してくる

・人格を否定されるような発言

近年、モラハラを夫に苦しむ女性は増えており、平成27年度の司法統計によると、婚姻関係事件として調停でモラハラ（裁判所では精神的に虐待するという表記）が原因で離婚したいとした件数は、「性格が合わない：30,280件」に次いで第２位（15,604件）と高い割合を占めています。

メディアでは、池田信夫氏の発言に橋下徹氏のやりとりが注目を浴びました。

 

モラハラ夫の特徴と対策

モラハラ夫はそもそも、自分の状況下の事しか考えられないタイプが多く

酷い場合は、「自分だけが損をしている・妻に利用されている」といった

稚拙なものの考えの人間が多い傾向があります。

相手の行動が見えていない。

感謝できない。

相手への尊厳を無視する。

といった特徴が考えられます。

性格的には、喜怒哀楽が激しく、いつまでも根に持つタイプ、

会話の受け流しが下手、相手の特徴を受け入れられない、

自分の意見を通し相手をみようとしない、

昔の事をいちいちほじくり返す、

価値観の相違を受け入れらない、

無駄にプライドが高い、

気が弱く「べき」が強い

などの特徴が多くみられます。

モラハラ夫への対策とは？

言いなりにならない

モラハラをする夫の妻は、「夫に対して良い子」であろうとけなげに頑張ってしまうタイプが多い傾向にあります。

言われたことを完璧にやろうとしても絶対に報われず、さらにモラハラ度を加速させる結果になりかねません。
 
夫から何か要求をされても、無理なものは無理であるとはっきり断ることが大切です。そのせいで何かを言われるようなら、「文句があるなら、自分でやって！」ということでもモラハラが軽減されたケースもあります。

 

チェックリストで自覚を促す

モラハラ発言や行為を書いたチェックリストを見せつけるという行為も効果的です。モラハラ夫の行動を一つずつ説明していくことで、自分がやっている行為を理解させられる可能があります。

 

モラハラを受けやすい妻の特徴

思いやりが強すぎる

夫以外への思いやりが強く、優先してしまうような方も危険です。

本来は良いことなのですが、モラハラ夫の妻として致命的と言って良いでしょう。きつい言い方かもしれませんが、モラハラをする人間にとって、相手を対等な人間だとは思っていないので、モラハラ夫にこき扱われて、心身ともに辟易していく可能性が高いです。

我慢強い妻

辛いことがあっても多少受け流してしまう女性も、モラハラ夫のよい標的です。どう考えても夫の方が悪いと思っていても、１を言うとねちねちと細かく100の罵倒が返ってくるのがわかっているから、自分が我慢すれば良いと考えているのであれば、ますますモラハラが加速していくでしょう。

しかし、そんな想いもモラハラ夫は分かっていて割っているケースもあり、反論できないのをよいことに、どんどん責め立ててきます。

夫のモラハラは治るのか｜モラハラする夫を改心させるには？

モラハラ夫は妻が真面目に対峙するだけ無駄なケースが多いのが

実情です。

モラハラ夫を改心させるには、第三者を交えた

カウンセリングが一番有効だと言われています。

その理由は、モラハラ夫は根本的な原因（幼少期の家庭環境など）の

トラウマを抱えているケースがほとんどであり、

まずは、そのトラウマ解除を行う必要があるからです。

それを解除しない限り、ご夫婦での話し合いは不毛なものに

なりかねません。

妻が余計に傷つき、離婚へ突き進んでいくケースが少なくありません。

 

離婚を望まないということで、あればいちど

カウンセリングで根本原因を解決していき

新しい夫婦関係を築くことが先決です。