期待はずれな発言ばかりする夫対策
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期待はずれな発言ばかりする夫対策
ご相談がありました。
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夫にプレゼントを贈っても、夫は素直に喜んでくれません。
例えば、「これはいくらしたの?」「このプレゼントより、○○をくれた方が良かったのに」のように感謝の言葉よりも、危惧する言葉や「期待はずれだった」のような言葉が先にでます。
そういった夫の反応に、私は不満をもっています。
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状況は人それぞれですが、ご主人が期待したような反応を自分がとれていない…もしくは、反対に、自分が期待したような反応をご主人がしてくれない…ということは、よくあると思います。
こういった、小さなすれ違いが重なると、「性格が合わない」と感じてしまうことも多いようです。
例えば、相手にプレゼントを贈ろうと思ったときを想像してみましょう。
そのときに、自分が●●という作家が好きだから、その人の小説を夫に贈ろう…と思ったとします。
それも、たまには良いと思いますが、ご主人が、小説なんて読むことは全く興味ない…という人ならば、毎回、繰り返し誕生日や記念日の度に小説を贈っても、次第に、ご主人も嫌な気持ちになってきてしまいますよね。
それが毎回だと、「俺に、本でも読めと嫌味で贈っているのではないか?」などと、変に勘違いされる可能性だってあります。
それよりは、ご主人の趣味や好みを理解して、それに合ったものを贈ったほうが、ずっと喜ばれる可能性も高いものです。
折角、プレゼントを贈って、感謝の気持ちを伝えよう…という気持ちがあっても、自分本位の伝え方だと、そのあなたの気持ちが充分に相手に伝わらないものです。
つまり、「自分本位で」反応を返すよりも、出来るならば、ご主人のことを理解して、ご主人に伝わる方法(もしくは喜ぶ方法)で、メッセージを返した方がいいですよね。
だからこそ、「相手のことを心から理解する」ということが、本当に大事だと思います。
そしてこれが、夫婦関係を改善させ、お互いが末永く仲良くやっていく1つの秘訣になります。
次に多いご相談・・・
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私は比較的、思ったことをすぐに口に出してしまいます。夫からは、思ったことをポンと言い、相手がどんな気持ちになるか全然気にしていない。何を考えてそうやって言ってるのか分からない。それが合わないと以前言われました。
このような事から夫は性格不一致という事で別居を要求されています。どうしたらいいでしょうか?
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性格不一致…。よく離婚理由として挙げられるものです。
・相手と話がかみ合わない
・表現の仕方が違う
・威張ってばかりで嫌だ..etc
挙げればきりがありませんが、このように性格が気に入らない、合わないという事はよく言われることです。
事実、統計上、離婚理由の1位は、性格不一致です。ご主人の側の離婚要求の60%以上が「性格不一致」を挙げています。
ただ、この統計結果が示す本質的な意味は、単純に「性格が合わないから離婚なんだ」ということではないと思います。
私から言わせれば、つまりこうです。
多くの人が離婚に至る理由は…「大きな出来事が何か1つ起こって離婚になるのではなく、日々の小さなことが積み重なって、ある日、離婚に到達してしまう」ということです。
もう少し、説明を変えれば、つまり、夫婦の関係の中に「壊れ窓」がある、ということです。壊れ窓とは、ジェイムズ・ウィルソンたち犯罪学の研究をしている人たちが提唱している「壊れ窓理論」のことです。
例えば、あなたは
・窓がわれたままになっているビルや学校
などを見たことはありますか?
壊れ窓理論とは、たった1枚の窓が割れたままになっているような建物があれば、次第に、全ての窓がわれ、その建物周辺の治安は悪化し、いずれ深刻な犯罪が起きるようになる…というものです。
たった1枚の壊れたままになっている窓が、それを観ている周囲の人に、とても強烈なメッセージを放つ、と言われています。
例えば、どのようなメッセージかと言うと…「壊れた窓が放置されているぞ…。建物の所有者も周囲の人も、そんなものは眼中にない、ということか?ということは、この地域は無法地帯で、みんながどうせ『さじ』を投げている。じゃあ、自分も好き放題やればいいじゃないか」などのようなもの。
つまり、「壊れ窓理論」とは…どこか小さな異常があっても、それを修復せず、放置させることが、大きな問題のそもそもの原因…というものです。
私も、夫婦関係において、この「壊れ窓理論」が適用される、と考えてます。
そうです。離婚になる原因の多くは、突発的に起こった何か1つの致命的な出来事によってそうなるのではなく、日常の中での、あなたも気づかないような些細な事の積み重ねによって、ある日、離婚という事に至ってしまう、ということです。
つまり、
壊れ窓理論 = 性格不一致による離婚
と、私は考えています。
現在、浮気・不倫の問題で離婚する、しないとい話しになっていても、また、ギャンブルによる借金がどうこう…ということで対立していても、突き詰めれば、多くの人にとって、問題の元々の原因は、この「壊れ窓」に起因していると思います。
ご主人、あるいはあなた自身が…日常の中で、何か鈍い痛みを感じつつ、「結婚生活おかしいな?」と思いながらも、壊れ窓を放置し続け、そしてある日、大きな問題になり、離婚の要求になります。
夫婦関係においての「壊れ窓」をもう少し具体的に言えば、
・相手の性格への理解不足
です。
夫婦関係が悪化してしまっている人の多くの方に起こっていることは…「相手への理解が乏しい」という現象です。「相手の性格への理解が乏しい」という、たったそれだけのことで問題が大きく発展してしまうのです。
理解が乏しいというのは、人によって
・全く相手のことが理解できていない
という重度の場合もあれば、
・だいたい理解しているが、重要なことをいくつか見逃している
というような比較的、軽度の場合もあり様々ですが、ともかく「理解が不足してしまっている」ということです。
相手への理解が不足しているので、相手のちょっとした、小さなことにイライラしてしまい、相手の欠点ばかりが目についてしまうこともあれば、相手の真意が理解できず、「どうして分からないのだ!」と
いつも怒られている…などの事態を招きます。
この相手への理解不足という「壊れ窓」を放置すれば、やがて問題は大きな事に繋がります。
あなたが、今、どのような夫婦関係の問題を抱えているのか私にはまだ、分かりませんが、まずは「自分の夫婦関係にこの壊れ窓があるのではないか?」ということを疑ってみてください。
もし、仮にこの壊れ窓理論と同じ性質のものが私達夫婦にもあると気づけた…ということがあれば、きっと、その「気づけた」ということが解決へ向けての大きな一歩になります。
夫婦での語らいがぎくしゃくしてきたら
大阪阿倍野まことカウンセリングルームまでご相談ください。
溝が深まるまでに解決しておきましょう。
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