おじさんはカワイイものがお好き。から見える心理学
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おじさんはカワイイものがお好き。
おじさんはカワイイものがお好き。というドラマ(4話)を見ました。
心理学の観点から見させていただきました。
以前、大人なのにぬいぐるみが手放せない人が急増中という記事を書かせて頂きましたが、
このドラマの中でも、地位がある大人の男性が、「パグたろう」というぬいぐるみが
手放せない様子がコミカルに描かれていました。
同志として、ドールハウスをこよなく愛する今井翼さんが演じる大人の男性も。
心理学的には、ドールハウスおじさんとぬいぐるみおじさんは少し
違った意味合いがあります。
ドールハウスおじさんは、ドールハウスを自分で作り上げていく快感が好きで、
工作要素の方が強いことに対し、
ぬいぐるみおじさんは、部屋にぬいぐるみを配置したり、一緒に眠ったり、
ぬいぐるみカラーで家中を染めたりと、※ライナスの毛布の要素の方が強い設定となっていました。
※ライナスの毛布(安心毛布・ブランケット症候群)とは
スヌーピーで有名なマンガ『ピーナッツ』の登場人物の一人であるライナスの、毛布への固執から名付けられています。ライナスはいつも『安心毛布』を持ち歩いて、片時も毛布を離しません。
ちょっとでも毛布を取り上げられるとパニックを起こしてしまうのです。ライナスのように、常に特定の物を持っていないと、精神的に落ち着かない状態になったり、眠れなくなってしまったりする症状があることを『ブランケット症候群』または『ライナス症候群』と呼ぶようになりました。
固執するものは、毛布でなくても、枕やタオルケット、ぬいぐるみなどでも同じです。
子供から大人に成長するにつて、ライナスの毛布症候群は出てこなくなりますが、
昨今大人の中高年男性になっても、ぬいぐるみやタオルを離せない人も増えているのです。
ライナスの毛布症候群の人は発達障がいの人だけではない。
ぬいぐるみが離せない大人の方は発達障がいがある人だけではなく
愛着障害、不安症、依存症などの方もおられますし、
一般的に強いストレスを抱えておられる方、高い地位の仕事についておられる方にも
ライナスの毛布症候群をかかえる人は少なくありません。
小、中学生の時に強いいじめにあった人なども、当カウンセリングルームでは
多いパターンの一つです。
誰にも打ち明けられない心のうち
相談相手がいない。誰にもこころのうちを分かってもらえない。
心を癒す場所がない。失敗できない。「べき」に縛られているなど
ストレス社会を生きる大人の癒しとしてぬいぐるみが活躍しています。
心理学的にはアニマルセラピーと似たような部分もあります。
ですので、それがたまたま柔らかくてもふもふしているぬいぐるみで
あるだけで、気持ちが悪い、、とドラマでは今井翼さんが彼女にふられている
シーンがありましたが、そういう概念はよくないものです。
たまたま、ぬいぐるみであっただけで人によってはそれが、
愛車であったり、バイクであったりするわけです。
ぬいぐるみおじさんを温かい目でみてあげてください。
一所懸命なにかと戦っているのです。
尚、ライナス症候群はカウンセリングでトラウマを解除することで
ぬいぐるみをきっぱり手放せる方もたくさんおられますので
気になる方は一度ご相談ください^^
もちろん、ご夫婦カウンセリングでも大丈夫です。
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