強迫性障害の原因と克服方法 – 大阪阿倍野まことカウンセリングルーム

強迫性障害の原因と克服方法 – 大阪阿倍野まことカウンセリングルーム

強迫性障害の原因

強迫性障害OCD:Obsessive Compulsive Disorderの略)とは、無意識に、不合理な考えや嫌なイメージが絶え間なく頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう症状です。

症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があります。

手を洗ったあとでも汚れが気になったり、戸締まりを何度も確認したくなったりする経験は、誰にでもあることでしょう。しかし強迫性障害では、それが習慣性をともない、どんどんエスカレートして日常生活に支障をきたすほどの状態になります。

よくある事例は、手の汚れが気になるという強迫観念に対して、手洗いを必要以上に何度も繰り返すといった強迫行為をしてしまいます。本人もつまらない考えだとわかっているのに、意思に逆らって不合理な考えがふくらみ、止めようとすると不安が募り、安心感を得られるまで強迫行為を止めることができないのです。

強迫性障害は、脳内の特定部位の障害や、脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどの機能異常によって起こるといわれています。
セロトニンは、脳内の情報を神経細胞(※)から神経細胞へ伝達する役割を担っています。強迫性障害の場合、神経細胞から放出されるセロトニンの働きに何らかの問題が起こって機能異常が生じ、汚れの認識、安全の確認などといった情報の伝達が十分に行われなくなると考えられています。
※神経細胞・・・情報の伝達と処理を行う細胞

強迫観念や強迫行為の内容は人によってさまざまですが、よく見られる順に、以下のようなものがあります。

  1. 遺伝的要因: 遺伝的な要因が強迫性障害の発症に影響を及ぼすことが示唆されています。家族歴に強迫性障害を持つ人々は、他の人々よりも発症リスクが高いとされています。
  2. 神経生物学的要因: 脳内の神経伝達物質や神経回路の異常が強迫性障害と関連していると考えられています。特にセロトニンという神経伝達物質のバランスの乱れが関与しているとされています。
  3. 心理社会的要因: トラウマ経験やストレスなどの心理社会的要因も強迫性障害の原因となる可能性があります。特定の出来事によってトラウマが引き起こされ、それによって強迫的な行動や思考が増強されることがあります。

強迫性障害の種類

汚染

ほこり、虫、便、尿などが自分に触れて汚れるのではないかという考えに支配され、それを避けるための強迫行為をやめられません。例えば、手を何度も洗って皮がむけてしまったり、虫が家に入るのではないかと恐れて外出を控えたりします。

電車のつり革につかまったりトイレに行ったりしたあとなどに、バイ菌などに汚染されたのではないかという不安が生まれます。さらにいろいろなものに接触することによって汚染が広がっていくと感じるようになり、何度も手を洗ったり、何時間もお風呂に入ったりしてしまいます。

病的疑念(安全確認に関するもの)

何かを忘れていないか? 間違っていないか? などと疑い、それを確認するための強迫行為をやめられません。玄関のカギや、ガスの元栓を閉め忘れていないかしつこく確認し、約束の時間に遅れたり、家に引き返して再確認したり、ドアを壊してしまったりすることもあります。

家を出るときドアに鍵をかけたか、あるいはストーブの火を消し忘れていないかなどと不安になり、何度も家に戻って戸締まりや火の元を確認します。自分の行為が完全だったかどうか絶えず疑いを持ち、何度も確かめないと気がすまなくなります。

車の運転中にタイヤが何かを踏んだりすると、人をひいたのではないかという不安に襲われ、その場所に戻って車を降り、誰かをひいていないかどうかを確認します。その他にも、自分の行為が誤って人を傷つけてはいないかという不安にさいなまれます。

侵入的思考

「本当はいけない」と思っている攻撃的な行動や、性的な行為についてなどの考えが頭を離れない強迫観念です。警察に自分自身を告発したり、教会などに行って懺悔したりすることもあります。自殺することに思いを巡らす人もいます。

順序・数値

衣服を着るときなどに、必ず決められた順序で行わなくてはいけないと考えます。順番を間違うと最初からやり直してしまい、1つの行為に長時間を費やします。
特定の数字を不吉と感じ、あらゆる行為の際にその数字を避けようとします。左右対称でないといけないといった、ものの配置などに強くこだわるケースもあります。

対称性

ものごとの対称性や正確さにこだわる強迫観念です。ものの配置や食事をとる順番、ひげを剃る順番など日常生活のさまざまな行為に長い時間をかけます。

その他

宗教的な強迫観念や、強迫的な買いだめ、自慰行為をする人もいます。抜毛症(自分で毛髪を抜いてしまう)や、爪噛みが強迫症と関連して生じることもあります。

要らなくなったものでも、いつかまた使うのではないかという思い込みから捨てられず、家の中が不要なもので埋め尽くされることもあります。
症状が悪化すると、家族などにも徹底した掃除を強要したり、戸締まりなどを自分で確認するだけでは安心できず、何度も確認させたりするなど、身近な人を巻き込んでしまうこともあります(「巻き込み型」といいます)

強迫性障害初期症状チェックリスト

1.どういったものを汚いと思いますか?何度も繰り返し手洗いをしますか?
2.どのような「確認」の症状が出ますか? どんな時に出ますか?
3.繰り返し浮かんでくる考えや行為で何か困っていることはありますか?
4.1つひとつの行為をやり終えるのに長い時間がかかりますか?
5.順序正しいことや左右対称にとらわれすぎていませんか?
6.自分の行動を馬鹿げていると思いますか?  など

 

強迫性障害の完全克服方法

大阪阿倍野まことカウンセリングルームでは、認知行動療法を基本としてあらゆるトラウマ解除などブレインサイコセラピー、フィシオエナジェティック、フラワーレメディーなど様々な手法とカウンセリングで完全回復をめざします。

特に治療の効果が高いと考えられているのが認知行動療法です。認知行動療法とは、日常生活の中で生じるさまざまな問題に対して、患者さんがどのように考え、行動し、あるいは感情や身体が反応するのかを把握して、その対処法を考え、現実的に判断して柔軟に行動することを促す治療法です。

社会復帰を早期に目指す軽度のものでは、暴露反応妨害法が有効です。名前の響きは怖そうですが、こわいワーキングではありません。この療法では、患者さんに強迫観念や不快感を引き起こす状況や人物にあえて直面させ、刺激を与えます。軽い刺激からスタートして、段階的に与える刺激の程度を強め、徐々に慣らせていきます。

刺激に繰り返し直面しても不合理な行為につなげないように努力することで、患者さんの不快感や不安は次第に薄れていきます。そして「強迫行為は不要である」ということを患者さん本人が自覚するようになります。この治療には患者さんが高いモチベーションを持つこと、患者さんと治療を行う側との信頼関係が大切です。いったん習得すれば、治療終了後も日常的に継続して行うことができるため、改善効果は長期にわたって持続すると考えられています。

強迫性障害の重度の方の場合は、まずは丁寧なヒヤリングを重ね、その方にあった認知行動療法のワーキングを行っていきます。全てワーキングはオーダーメイドでプログラミングしていきますので安心してご相談ください。

大阪阿倍野まことカウンセリングルームでは、認知行動療法を基本としてあらゆるトラウマ解除などブレインサイコセラピー、フィシオエナジェティック、フラワーレメディーなど様々な手法とカウンセリングで完全回復をめざします!

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