“HSP(HSC)の子供がいじめられやすい理由と効果的な対策方法
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HSP(HSC)の人はいじめられやすい?
いじめの相談が近年急激に増えています。ほとんどが、小中高生ですが中には社会人の方からの相談も後を絶ちません。もっとも多いのが中学生で、男女比でいうと女子の方が陰険で多いのが現実です。いじめのカウンセリングをしていて、分かったことがあります。
多くは、HSP(HSC)気質であることです。HSPのお子さんは、敏感で繊細な上に、強く言い返すことが瞬発的にできず、相手がどんどんエスカレートして大きないじめに発展していくという事です。きょうだいがいない、一人っ子に多いことでも共通点があるように思えます。
HSP(HSC)の人はいじめられやすい理由
HSP(HSC)の人はいじめられやすい傾向があります。彼らは敏感で繊細な性格であり、偏桃体が大きく働く傾向があり他の人々と比べて感情や刺激に強く反応する傾向があります。そのため、彼らがいじめられやすい雰囲気を作っている、作り出している場合があります。
要するに、いじめ加害者側らからすると『自分に歯向かってこないであろう。』『口答えできないであろう。』『喧嘩したら勝てるであろう』などと思わせてしまうようなおどおどとした態度を知らず知らずのうちにとっていたり、いつも下てに出る癖がついてしまっている場合がよくみられます。特に、中学生の中にはHSP(HSC)気質を持つ子供たちが思春期の為多いのは事実です。また、女子の方が男子よりも陰険であったり、集団でのいじめに加わりやすい傾向があります。
しかし、これはあくまで一般的な傾向であり、個人によって異なることもありますが、当院では女の子の方が圧倒的に相談を多く頂いています。彼女たちは優しく相手を思いやる気持ちがあり感受性が高く、相手の攻撃に対して強く言い返すことができないことが多いです。
このため、いじめがエスカレートし、大きな問題となることがあります。また、それに対し学校が対応できていないという実態があります。特に進学校は攻撃性アスペルガーの生徒も多く顕著です。
いじめられやすい理由をまとめると
- 感受性が高いため: HSPの子供は刺激に対して過敏で、非言語的な情報や微細な変化に敏感です。これは他の子供たちによっていじめの対象にされやすい原因となります。気が弱くて反抗できない。エスカレートさせてしまうのが要因の一つです。
- 過去のトラウマ: いじめの経験や他の精神的なトラウマが、HSPの子供にとって特に深刻な影響を及ぼすことがあります。親が怖すぎるケースやいい子でいなければいけない洗脳なども。
- 適応困難: 高感受性の子供は新しい環境や変化に適応するのが難しいことがあり、これがいじめの標的になる原因となることがあります。
HSPの子供は特別なケアと理解が必要です。親や教育者が彼らの感受性を尊重し、サポートすることで、いじめのリスクを軽減し、健康的な成長を促進することができます。
一人っ子がターゲットになりやすい
また、きょうだいがいない、一人っ子の子供たちにもHSP(HSC)気質が多いという共通点が見られます。一人っ子の場合、兄弟姉妹との経験を通じて社会的スキルを学ぶ機会が限られるため、他人との関わりに苦手意識を持つことがあるかもしれません。
当院でも半数以上が一人っ子のお子さんがいじめにあわれておりカウンセリングを受けています。その子たちの特徴は、一人っ子で愛情を深く受けている為他人を攻撃する人がいること自体に恐怖と嫌悪感を感じて傷ついているのです。しかしこのような傾向があるからといって、必ずしもHSP(HSC)の人がいじめられるとは限りませんが統計的に見て、多いということが事実です。
兄弟げんかの経験が無いため、圧倒的に言い返す力がない子が多いです。
HSP(HSC)の子供がいじめられないようにするには
確実に言えることは、
コミュニケーション能力を高めること、
自分に自信をつけること
メタ認知能力思考を身に着ける事(客観的な視点)
この3点の役割はとても大きいと言えます。
コミュニケーション能力を武器にする
おしゃべり上手な子は、味方を増やすことにも長けていますので自分の身を優位に守ることができます。弁論部などに所属したり、積極的に団体に所属して会話の能力を磨きましょう。お勧めなのが、演劇などお芝居の習い事です。怒る!笑う!など普段家ではしないような感情表現をする練習(訓練)につながり咄嗟に怒ることができるようになっていじめがなくなったというケースが実際にあります。怒るふりでも効果は絶大です。
自分に自信をつけ自己肯定感を上げる
つぎに、自分に自信をつけることと脳のホルモンに良い影響を与えるのは『肉体も強くすること』です。特に男の子には大きな自信となります。キックボクシングなどを始めて、運動することによりストレスも減り脳派が正常に戻った例もございます。
当院では、いじめカウンセリングと並行して、『空手』を習得するプログラムを設けていますが、強くなると、成長も感じまたメンタルも自信をつけることによって強靭になっていきます。大会で優勝した子も輩出致しました。その子は、いつのまにか尊敬されるようになり、いじめを克服していきました。
メタ認知能力思考を身に着ける事(客観的な視点)
メタ認知能力とは、客観的に自分をみつめる力を養う事です。色々なカウンセリングで訓練を行いますが、ご自身でできる方法としては頭上30メートル上に、自分を上からみつめる鳥が飛んでいるとイメージします。自分が何をしているのか、どんな様子なのかをスクリーンの俳優をみているように観察してみるのです。そうすることによって、自虐的にならず、冷静な視点から自分を観察し、次の一手を冷静に見極め、発言をすることができるようになります。
このメタ認知能力を得ることのメリットは、あなたが鳥の目になっていることからいじめ加害者から言われていることがダイレクトにあなたに届かず、傷つきづらくなる。という利点があります。あなたは、上から対峙している相手と自分を客観的に見て的確な答えを返せるようになっていきます。
いじめカウンセリングで、予後をよくする
効果的な対策方法:
- コミュニケーション強化: 子供とのオープンなコミュニケーションを促進し、彼らが何を感じているのかを理解しましょう。感情を表現する場を提供し、子供の感受性を尊重します。
- 自己肯定感の構築: HSPの子供に自己肯定感を育てるサポートを提供し、彼らが自分を受け入れ、他の人々との関係を構築できるようにしましょう。
- 専門家の支援: 必要であれば、心理カウンセリングや精神保健専門家の支援を受けることを検討しましょう。専門家は子供の感受性を理解し、適切な支援を提供できます。
- 学校との協力: 学校と協力し、いじめの予防プログラムを強化しましょう。教育機関にHSPに関する情報を提供し、教育環境をサポートするよう促しましょう。
いじめのカウンセリングの大きな利点は、いじめの後の後遺症を最小限に留めてうつやPTSDを回避することで不登校期間を短くしたり、即転校先でうまくやっていくなどの大きなメリットがあります。転校しても、PTSDで苦しんでフラッシュバックが制服をみたり、教室に入るだけでフラッシュバックが始まる子も多いので、心のケアを徹底し、いじめのカウンセリングが早ければ早い程予後がいいという数値のデータがございます。心のケアはできるだけ早い方が良い。と強くお伝えしておきます。
いじめでお困りの場合は、いちどウエルカムカウンセリングにいちどお越しくださいませ^^
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