社会不安障がい(社交不安障がい)になる大人によくある発生原因
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社会不安障がい(社交不安障がい)になる大人によくある発生原理
社会不安障がい、社交不安障がいは、当院では専門でカウンセリングをしている症状のひとつです。
殆どの場合が、幼少期に原因があることが分かっています。
いくつか、発生原因に特徴があります。
(了解を得て事例を掲載しています。)
社会不安障がい(社交不安障がい)が起こる5つの特徴
共働きの家庭での弊害
A子さん37歳の例
両親共働きで、幼少期から二人の妹の面倒から食事の支度まで全て長女のA子さんがしており
友達と遊んだのが、高校時代の文化祭の買い出し(遊びとは言えないもの)だけであったこと。
簡単なコミュニケーションはとれるものの、突っ込まれたり指摘されると真っ赤になり
話せなくなる症状。また、1対1はよいのだが、集団に入ると怖くなってしまう対人恐怖症で来院。
ヤングケアラーの弊害
B子さん47歳
両親共働きで、父親とB子さんが交互に祖父の介護をする。
食事の支度もB子さんに頼りきりで、弟の面倒も全て見ていたという。
友達と遊んだ経験がほとんどない。
自宅に引きこもり気味で、人と会話するのが怖い。ということでご来院
いじめの弊害
中学でいじめにあっていたC子さん17歳。
クラスの2/4から嘘の噂により無視され居場所を失いPTSDに。
高校は変わるも、教室に入るのが恐怖で先生と一緒に入る日々。
サバイバルモードから脳が切り替えできず、班分けなどが必要になると
孤立するのではないか。と涙がでてしまい教室で弁当を食べる事すらできない状態。
うちあげや文化祭などの行事も集団が怖くて避けてしまうという。
LINEも自分だけ中に入れない為していない。人が怖い。ということで来院。
受験の弊害
D子さん15歳。中学受験のため、小1から塾と家庭教師の日々。
親は友達と遊びに行かせず、ひらすら勉強の日々。
中学生になり、友達とどうコミュニケーションをとってよいのか分からず
浮いた存在になり、念願の学校に合格するも不登校に。
女子なのに、女子が怖い。集団が怖い。教室が怖い。という内容でご来院
中間管理職で
中間管理職の48歳のEさん(男性)
人当たりもよく、気を遣う性格のEさん。他人に注意や指摘するのも苦手であり、
自分自身も指摘されると真っ赤になり思考が停止し、どんな顔で注意を受けたらよいのかも分からなくなるという。
指摘された時に、気の利いた咄嗟の一言が出ずに、若い社員にプライドが勝りマウントをとるような発言をしてしまい
恥ずかしくなり来院。話し方教室などに通うも効果はなく、緊張がぬぐえないという。
HSP並みの繊細さと、コミュニケーションの経験不足がほとんど
当院にお越しの、社交不安障がい、社会不安障がいの方はHSPさんがほとんどで、かなり繊細であることが
分かっています。そして、なによりコミュニケーションの経験不足が否めません。人とのかかわりが学生時代に薄く
友達どうしで喧嘩したり、しっかり対峙し議論して乗り越えたり、幼少期に思いっきり遊んだりということを
ほとんどしてこなかった、もしくは少ないせいで、大人になってからコミュニケーションに自信がもてずに悩まれていることが
多々見受けられます。場当たり的な対応もままならないコミュ力の方が多く、
どこまで言っていいのか。相手と何を話せばいいのか分からないという方も少なくありません。
基本的に、自分も傷つきたくないが、相手も傷つけなくない為、気が強い人、発言が強い人、高圧的な人が周囲にいると
恐怖で思考がうまく回らなくなってしまいます。
相手から強く言動で出られて、自分がぺしゃんと凹んでしまった経験が一般より少ない。ということも原因の一つです。また
普通の人なら大したことがないことでも
大きく受け止めてしまっていて切り替えに時間がかかるのも特徴です。
場面緘黙障がいとは、別物です。
社会不安障がいの方の中には、ある一定の場所でだけ話せなくなるという方もおられますが、
その場合は、場面緘黙障害を含むケースがありますが、またカウンセリングは別の取り組みとなります。
場面緘黙の場合は、その環境の原因が取り除かれれば緊張せずうまく話すことが容易です。
カウンセリングでも、すごく饒舌なお子さんから大人まで沢山おられて
聞いていたより、上手に話しをされるな~と感心することも多々あります。
社会不安障害、社交不安障がいのカウンセリング
M1グランプリなど、とても良い例があります。
お笑い芸人さんは指摘の返しの上手さで芸を成り立たせていることも
少なくありませんね。
M1グランプリでも、一所懸命漫才を披露した後に審査員から辛口を頂くこともありますが
その時の、顔や仕草、返しなどがうまいひとほど、のちに売れていると思います。
そこに注目して一度見てみて下さい。
苦い顔をしたり、反抗的なちょっと怪訝な態度の人もいれば
どんな指摘でもそれを笑いに変えられる一言で場を笑わせる芸人もいます。
磨くのは会話力ではない
磨くのは、会話教室での安定した会話ではなく緊張せずに落ち着いて自分の言葉で話したり、会話を円滑に返すことなのです。
その下地をつくるメンタルを鍛えることが最重要です。
その下地がつくれると、心に余裕もできるため粋な返しもできますし、
集団の中にいても自然にふるまうことができるようになっていきます。
社交不安障がい(社会不安障がい)のカウンセリングは改善率が高く、
最初に紹介したAさんからEさん全て、現在はイキイキと集団の中で楽しむことに成功しています。
緊張程無駄なものはありません。ですので、その原因を取り除くカウンセリングを受けられるとよいかと思います。
宜しければ、ウエルカムカウンセリングへお越しください。
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