不倫を許せる人と許せない人の大きな違い

不倫をされても、ケロリと蚊に刺されたぐらいの風で流せる人と

生き死にの限界まで落ち込んで、一生の傷となって苦しむ人との差は一体何でしょうか。

結論から申し上げますと、

自分自身の自己価値を己の中にしっかり築けている人は、他人から傷つけられても

落ち込みが長引かず、あまり時間をかけずとも立ち直れる場合が多いのに対し、

絶対愛や自分の存在価値を相手に求めるなど、自己のアイデンティティーが自分ではなく外（他者）が

基軸になっている場合は、その対象である『絶対愛』対象者の裏切りにより深く傷つき

立ち直りが遅いと言えます。

前者の場合、当院のアンケートでも

好きな高級バッグを買ってもらった。とか高級レストランのディナーを奢らせた、

好きなアイドルのチケットをとってもらったなど、比較的簡単な方法で相手を許すことができています。

そして、

不倫や浮気の再犯が少なく円満解決しているケースが多くみられます。

 

しかし、後者は

即離婚とならなくても、

何年たってもその事例を引きずっており、事あるごとにその事例を引っ張り出しては相手を責めるため

夫婦修復を決断しても最終的に離婚に至ることも少なくありません。

ご本人も、フラッシュバックなどで苦しんでおり、自分の存在価値が見いだせないとか、

相手より自分が劣っているというような感情に支配されて幸せな生活を築けないことも

カウンセリングではよくあるケースの一つです。

不倫の後遺症で苦しまないために自分でしなければいけないこと

まず、結婚相手であっても他者であり、

その他人を支配したりコントロールしたりすることは絶対的には

できない。絶対愛は存在しない。ということを、承知しておくことを前提に

自分自身の中にアイデンティティーをしっかり確立して基軸として持ち、

全身全霊をもって自己を認めて愛して生きていくことを最優先してください。

そこ（自分の中）にしか、あなたの幸せは存在しないのです。

相手から欲しい言葉（態度）愛を待っていても、もらうことはできないのです。

まずそこが間違っているからです。

誰が誰を幸せにできるのか

書き物としてここで伝えるのは非常に難しいのですが、

 

誰かがあなたを幸せにしてくれるのではなく

あなた自身があなたを幸せにしていく必要があるのです。

 

あなたが、あなた自身をわくわくさせ、そしてあなた自身を可愛がり、喜ばせて、慈しみ、慰めて

心を育てて認めていくことが大切です。

 

いつまでも他人を基軸にしていると、他人の言動や行動によってあなたの心が左右されるため

健全とはいかず、ただの依存関係になってしまいます。

 

たまに、ご夫婦で共依存関係の方もおられますがそうなると

片方がくじけた場合修復が不可能になります。

 

時に、相手が記念日などにはあなたを喜ばせてくれるかもしれません。

しかし、それはその一時のことで一生永遠に

あなたの喜びを誰かに任せていることはできませんね。

 

自分が自分の中の確固たる基軸で生きている人は、他人の行動や言動に一喜一憂することなく

客観的に相手のことを見つめることができるのです。

信念と基軸は別物

ここで、誤解してほしくないのは『間違った信念』や『頑固さ』とここでいう『基軸』とは全く別物であることは

伝えておきます。

 

間違った信念や、頑固さは相手に我慢を強い早期に関係を崩していきます。

 

アイデンディティーである基軸がしっかりしていると

万一信頼関係が崩れた場合も、全てにおいて崩れることはなくその部分（点）だけを

修復したら済むため、大きくく家族が崩れることはありません。

 

もし、離婚に至っても自己アイデンティティーが確立している人は

そこの執着せず自立が容易なため、すぐに前向きな姿勢で未来を構築していくことができます。

メンタルヘルスでお悩みの方のほとんどが、この自己の中に存在していなければいけない

基軸が他人であることが多く、大黒柱がない家に住んでいるように不安定です。

 

基軸を明確にお持ちの方は、今回の記事は『わかる。分かる。』と読んでくださったと思います。

今回の記事の意味が分からないという方は、もしかしたら既に他人に依存をしていたり、

相手が自分の全てである。などという危うい信念があるかもしれませんので、

一度、ウエルカムカウンセリングへお越しください。

あなたのケースに合わせたカウンセリングをさせて頂きます。