夫婦修復の鍵は夫の衝撃告白にあり!「離れられないから浮気した」夫の深層心理と真実【専門家が示す5つの道筋】

夫婦の絆は本当にそこにあるのか? 夫の言葉に隠された依存と回避の心理学

夫婦カウンセリングをさせて頂いておりますと、十人十色で様々な理由で夫婦間でトラブルが発生していることが分かりますが、

今回は、意外と多い一見矛盾しているように見える浮気の理由の真実が隠れたメンタル疾患であることについて書いていきます。

夫婦カウンセリングはお二人同時に行うカウンセリングもあれば、妻や夫がいたら正直に話ができない。というご夫婦の場合は、バラバラでカウンセリングをお使いになられることもよくあります。

今回は、旦那様が中心となって夫婦修復をしたケースを書いていきます。

不倫をしていて、妻に見つかってしまって夫婦修復中の40代のご主人の告白です。

「奥さんと離れられないから浮気した」

ご主人から放たれた一言は、自分もよく分からないんだけれども

『妻と離れられないから浮気してしまった。』という告白でした。

この一見すると矛盾した言葉に、あなたはどんな感情を抱くでしょうか?

怒り、悲しみ、絶望…よく分からないぞ!とさまざまな思いが交錯するかもしれません。

しかし、メンタルカウンセラーとして多くの夫婦関係に触れてきた私は、この言葉の裏側に隠された、もっと深く複雑な夫の心理があることを知っています。

これは、単なる「浮気の言い訳」として片付けて良い問題ではありません。むしろ、夫自身の心の不安定さや、夫婦関係に潜む根深い課題を浮き彫りにする重要なサインなのです。この課題を乗り越えることが、真の夫婦修復へと繋がることになりました。

この衝撃的な告白の背景にある夫の深層心理を、最新の心理学の視点から徹底的に解き明かしていきます。

そして、この複雑な状況に直面しているあなた自身が、どのように自分と向き合い、未来を切り開いていくべきかについて、具体的なヒントを提供します。

「離れられない」本当の意味とは? 心理学が示す3つの隠れた理由

ご主人が「奥さんと離れられない」と言う時、その言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか。

一般的な「愛しているから」という理由だけでは説明できない、もっと深い心理的要因がそこには存在します。

夫婦修復を目指すなら、まずこの夫の深層心理を知ることが重要です。

1. 見捨てられ不安と依存型愛着

心理学において「愛着しょうがい」という概念があります。これは、幼少期の親との関わりを通して形成される、他者との関係性のパターンを指します。

夫が「奥さんと離れられない」と語る背景には、「依存型愛着」の傾向が強く見られることがあります。母親が大好きなマザコンなんて言葉もありますが、少し似ています。

このタイプの人は、パートナーを失うことへの強い不安、つまり「見捨てられ不安」を抱えています。

子供の頃、幼少期などの過去に離婚を経験した子供が成人し結婚した際にも発症することがあります。

奥さんとの関係に完全に満足していなくても、「もし離れてしまったら、自分は一人では生きていけない」「孤独に耐えられない」という根源的な恐れから、その関係を手放すことができません。彼らにとって奥さんは、文字通り「安全基地」であり、自己の存在を保つための不可欠な存在なのです。しかし、その「安全基地」だけでは満たされない感情がある時、彼らはその穴を埋めるために、他者(浮気相手)に愛情や承認を求め、心の避難所を見つけようとします。これは、満たされない感情と見捨てられ不安という二つの異なる心理が、同時に彼らの行動を動かしている状態と言えるでしょう。

こういう人は、『両方を愛している。選べない。』などと表現することも多いです。

2. 自己分裂という名の自己防衛

人間は、時に複数の自己を使い分けることで心のバランスを保とうとします。夫が浮気をしながらも家庭を壊さないでいる場合、そこには「自己分裂」という心理が働いている可能性があります。

彼らは、「良い夫・良い父親としての自分」と、「本音で愛を求め、抑圧された感情を持つ自分」という二つの異なる自己を心の中に持っています。

こういう例もあります。女装男子パパです。家ではよきお父さんですが、子供が成人したら女装して外を出歩くようになって心配。などのご相談も似た傾向があります。

家庭の中では、理想的な夫や父親を演じることで、社会的な役割や期待に応えようとします。しかし、その一方で、満たされない欲求や感情はどこかに行き場を求めています。浮気相手は、彼らにとって「本音を預けられる場所」となるのです。

家庭では決して見せることのない弱さや欲望を、浮気相手の前ではさらけ出すことで、彼らは心理的なバランスを保とうとします。つまり、浮気は彼らにとって「逃避」ではなく、分裂した自己を維持するための「自己防衛」の手段になっている、と解釈できるでしょう。彼らは、家庭を壊すことなく、自分の心の奥底にある欲求を満たす方法として、浮気を選んでしまっているのです。健全な夫婦修復のためには、この分裂した自己の統合が必要です。

3. 葛藤回避型のアタッチメント

夫婦関係には、時に避けられない葛藤や問題が生じます。しかし、それらの問題に正面から向き合い、対話を通じて解決しようとすることは、精神的なエネルギーを必要とします。夫が「奥さんと離れられないから浮気した」と言う場合、葛藤を回避しようとする心理が強く働いていることがあります。

彼らは、奥さんとの関係を根本的に変えること(例えば、離婚、真剣な修復の話し合い、本音での対話など)に対して、強い恐れや抵抗感を抱いています。「奥さんを傷つけたくない」「自分が責められるのが怖い」「面倒なことになりたくない」といった罪悪感や恐怖が、彼らを現状維持に固執させます。その結果、彼らは「現状維持しながら、手軽に快楽や心の充足を得る」という葛藤回避型の行動に走ります。浮気は、彼らにとって目の前の問題を先延ばしにし、一時的な満足感を得るための「安易な選択」となってしまっているのです。これは、長期的な問題解決から目を背け、短期的な快楽を優先する、未熟な対処法とも言えるでしょう。

夫の言葉の真実 「奥さんを愛している」のではない、心の安定剤としての妻

ここまでの心理的背景をまとめると、夫の「奥さんと離れられないから浮気した」という言葉は、実は「奥さんを愛しているから」という意味合いよりも、もっと自己中心的な理由が隠されていることが見えてきます。それは、「自分の心の安定を保つために、妻という安全基地を手放せない」という心理です。

更に『別れたくないから浮気した。』の言葉の中には『愛か執着かすら分からなくなっているので自分で自分を試している』という身勝手さもあります。

つまり、彼らは「奥さんが好きだから一緒にいる」のではなく、「奥さんという存在がいないと、自分が不安になる、壊れてしまう」という、自己保身のための依存心から、関係を維持しようとしているのです。その上で、奥さんだけでは満たされない情緒的な空白を、他の女性(浮気相手)で補おうとする。このような二重構造の心理こそが、この複雑な状況を生み出している根源と言えるでしょう。この真実に気づくことが、夫婦修復への重要な第一歩となります。

この真実に気づくことは、あなたにとって非常に辛いことかもしれません。

しかし、この真実を知ることで、あなたは夫の言葉に振り回されることなく、冷静に状況を分析し、自分自身の心の声に耳を傾ける第一歩を踏み出すことができるのです。

では、逆のバージョンはあるのでしょうか?

あるには、ありますが女性の場合は少し違います。夫が単なる精神面の安全基地ではなく『お金の問題』となって絡んでくることが多く、

こちらからの質問でも今回のようなケースで、

もし何にもお金に不安なく自由にできるならどうしますか?という質問には女性は100%で『離婚します。』と言います。当院の結果では。。

男性は逆に『離婚しない。』を即答で選んでいます。

カウンセリングの現場から見える「浮気夫」の心の軌跡と夫婦修復の可能性

私がカウンセリングの場で、このような複雑な状況にあるクライアントと向き合う時、彼らの心の奥底には深い葛藤と、自己理解の欠如が見られます。この自己理解を深めることが、結果的に夫婦修復へと繋がっていくのです。

クライアントの言葉に潜む「見捨てられ不安」

あるクライアントは、妻への不満を口にしながらも、「彼女なしでは生きていけない。何も自分にはできない。子供もいるし」などと語りました。しかし、詳しく話を聞いていくと、彼が本当に恐れていたのは「孤独」でした。彼にとって妻は、愛情の対象というよりも、上記で説明しましたが、

孤独から彼を守ってくれる「セーフティネット」であるわけです。このクライアントの言葉の裏には、幼少期に感じた。

母親が離婚して出て行った。

また、「見捨てられるかもしれない」という根源的な不安が隠れていました。

彼は、無意識のうちに妻との関係にこの不安を投影し、妻を失うことを極度に恐れていたのです。だからこそ、満たされない感情があっても関係を断ち切ることができず、別の場所で心の充足を求めていたのでした。真の夫婦修復は、この依存心から脱却することから始まります。

役割の仮面と本音の乖離

また別のクライアントは、「家庭では良い夫でいたいけれど、本当の自分はもっと自由でありたい」という葛藤を抱えていました。彼は社会的な期待に応えようと、常に「良い夫」「良い父親」という仮面をかぶり続けていました。しかし、その仮面の下には、抑圧された「本音の自分」が息苦しさを感じていました。浮気相手は、彼にとってその仮面を脱ぎ捨て、本来の自分を表現できる唯一の場所だったのです。彼は、浮気をすることで、家庭での役割と本音の自分とのバランスを、ギリギリのところで保っていたのでした。これは、自己理解が不足しているがゆえに、健全な方法で自己表現ができない典型的なケースと言えるでしょう。

葛藤回避が生む悪循環と夫婦修復への道筋

多くのクライアントは、夫婦関係に問題があることを認識しながらも、それに向き合うことを避けています。「話し合うと喧嘩になる」「妻を傷つけたくない」

『そもそも話し合いにならない。』といった理由で、具体的な行動を起こさないまま時間が過ぎていきます。結果として、問題は解決されず、不満は蓄積され、彼らはその捌け口を外に求めてしまいます。これは、葛藤を回避することで一時的な平穏を得ようとしますが、長期的にはより大きな問題を引き起こす悪循環を生み出す典型的なパターンです。彼らは、本当の意味での解決から目を背け、安易な方法に逃げてしまっているのです。この悪循環を断ち切り、建設的な対話に移行することが、夫婦修復の成功を左右します。

あなたが取るべき次のステップ 夫の心理を知り、自分を取り戻すために

夫の「奥さんと離れられないから浮気した」という言葉の裏にある複雑な心理を理解することは、夫婦関係にとって大きな一歩となるはずです。しかし、そこからが本当の始まりです。この状況にどう向き合い、自分自身がどう行動していくべきか、具体的なステップを考えていきましょう。これこそが、あなた主導で夫婦修復を成功させるための秘訣です。

奥さんにも試練あり!

奥さまが、不倫という事実を受け入れて更にこの愛着障がいという夫の複雑な心の病気を理解し乗り越えなければいけない。という課題が必須となります。

『自分が傷つけられて裏切られてずたずたなのに、なんで夫の病気を治す手伝いをなんでしないといけないのですか!!』これは実際に私が言われた奥さまからの言葉ですが、

その方は見事に乗り越えられました。その理由は単純で、『病名があって良かった。』と次回のカウンセリングの時におっしゃった事で、病気なら仕方がない。と腑に落とされたことで前進することができたのです。

夫を責めている時期には修復はまだまだ難しく、まず先に奥さまのカウンセリングが必要です。

1. 夫の言葉の「本質」を見極める

夫の言葉を額面通りに受け止めるのではなく、その裏にある「見捨てられ不安」「自己分裂」「葛藤回避」といった心理的な要因に目を向けましょう。彼が本当に言いたいことは何なのか、彼が何を恐れているのか、を冷静に分析することで、あなたは感情的にならずに状況を把握できるようになります。これは、夫を責めるためではなく、夫の行動の背景を理解し、あなた自身の心の平穏を保つために必要なプロセスです。彼が抱える問題は、あなただけの責任ではありません。

2. 自分自身の感情と向き合い、軸を定める

夫の行動や言葉によって、あなたの心は深く傷ついているはずです。怒り、悲しみ、裏切られた気持ち、絶望…これらの感情を無視せず、正直に自分自身の感情と向き合いましょう。泣きたい時は泣き、怒りたい時は怒る。感情を解放することは、心の回復のために非常に重要です。その上で、「あなたは夫との関係をどうしたいのか」という、あなた自身の「軸」を定めることが夫婦修復の成否を分けます。

3. 夫との関係を「再定義」する時期

今の状況は、夫婦関係を根本から見つめ直し、再定義する絶好の機会です。あなたは夫にとって「安全基地」であり続ける必要があるのか? 夫の依存心に応え続けることで、あなたは本当に幸せになれるのか?これらの問いに、自分自身で向き合う必要があります。もし、夫が自分自身の問題に向き合おうとしないのであれば、関係を続けることがあなたにとって健全なのかどうかを真剣に考える時期かもしれません。健全な関係へと導く再定義こそが、真の夫婦修復です。

4. プロのカウンセリングの活用

このような複雑な状況において、一人で抱え込むことは非常に困難です。メンタルカウンセラーのような第三者の専門家を頼ることは、あなたの心の負担を軽減し、状況を客観的に整理するために非常に有効だと私は思います。まず、奥さまの導火線に火をつけることを防ぐことができます。

カウンセリングでは、あなたの感情を安全な場所で解放し、夫の心理をより深く理解し、今後の関係性について建設的な選択をするためのサポートを受けることができ、また、自分自身の自己肯定感を高め、新たな一歩を踏み出すための力を養うことも可能です。

この困難な時期を乗り越えるために、あなたは一人ではありません。

あなたの幸せを最優先に

この記事はほとんどが、夫婦修復に前向きなご夫婦だと思います。

夫の「奥さんと離れられないから浮気した」という言葉は、彼の心の脆さと、あなたへの依存心を示しています。この真実に直面することは辛いことですが、それはあなたが自分自身の幸せを最優先に考え、新たな未来を築くためのターニングポイントにもなり得ます。

執着の中にある、真実の愛が見えてくる夫も沢山おられました。

夫の心理を理解しつつも、それに囚われすぎず、あなた自身の心の声に耳を傾けてください。あなたは幸せになる権利があります。そして、あなたの行動次第で、夫婦修復の道は開けます。まずは、その第一歩として、心の専門家と共に、あなたの内側にある本当の気持ちを見つめ直してみませんか?

 

まずは、お気軽に『ウエルカムカウンセリング』へお越しくださいませ^^

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