成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)と上手に付き合う方法
成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)と上手に付き合う方法
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発達障がいとうまくつきあう(大人のADHD)カウンセリング大阪
成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)と充実した生活を送るためのヒント
アメリカではADHD診断を小学生など幼少期から受けて、そのADHDに関する専門家のいる環境で学校生活などを行う施設が充実していますが、日本ではほとんどADHDに関する知識が乏しくそういう専門施設も海外より少ないため、大人になってからADHDに自分で気が付いて診断を受けるケース、ご相談頂くケースがほとんどです。
成人の注意欠陥多動性障害(ADHD)は、子供の頃に発症したまま成長した方々にも影響を及ぼす神経発達障害です。ADHDは注意力や集中力の欠如、衝動的な行動、多動性などの症状が見られることが特徴です。しかし、適切なサポートや自己理解により、ADHDを持つ方々も充実した生活を送ることができるのです。本記事では、成人のADHDと上手に付き合い、より良い生活を送るためのヒントをいくつかご紹介します。
大人になってからADHDだと診断された場合、落ち込むこともあるかと思いますがうまく付き合っていくことでメンタル的な負担は軽減できます。子供の頃はうっかり、天然、ケアレスミスが多い、片付けが下手ね。などで済まされていた性格とされていたものが、ADHDという名前が付けられた瞬間に、安堵するかたもいらっしゃいますし、逆に酷く落ち込むケースもあります。家族に言えない・・などご相談も多岐にわたるのですが、仕事に支障がでてきてしまうとそこは、カバーしていく方法を探していかなければいけません。
ADHD傾向の人がその特質とうまく付き合う為の3か条
1,自己受容の大切さ:最初に重要なのは自己理解と受け入れです。ADHDを持つことに対して自己否定するのではなく、自分自身を受け入れることが大切です。(自己受容)ADHDの特性や症状について学び、自分の強みや課題を把握することで、自己理解が深まります。心の中で無理なプレッシャーをかけるのではなく、自分自身を愛し、受け入れる姿勢を持つことが重要です。マイナスな面を受け入れる抵抗感を減らしていきましょう。
2,日常生活のルーティン作り:ADHDを持つ方々は、日常生活においてルーティンを作ることで、予測可能なスケジュールを持つことが重要です。定期的なスケジュールやタイマーを活用して時間管理を行い、タスクを整理することで、混乱や忘れ物を防ぐことができます。また、予定を立てる際に余裕を持つことで、予期せぬトラブルにも対応しやすくなります。マルチタスクな仕事は避けた方が生きやすい傾向があります。
3,興味を持つことや趣味の発見:ADHDの持つ方々は、興味を持つことや好きな趣味を追求することで、意欲や集中力が高まります。自分の興味や情熱を追求することで、自己肯定感が向上し、心のバランスを保つことができます。新しいことに挑戦することも、自己成長の機会となります。趣味の時間は定期的にとるように心がけましょう。
ADHD(注意欠如多動性障害)とアスペルガーの違い
大阪阿倍野まことカウンセリングルームでは、まず自己分析としてあなたが何に長けていて、何を不得意とするのかをカウンセリングによって分析していきます。アスペルガー的なのかADHD(注意欠如多動性障害)なのかまずは大きく分析を分けて考えていきます。
ADHDの主な特徴としては、注意力の欠如、衝動的な行動、多動性が挙げられます。注意散漫で集中しにくく、短時間でタスクを切り替えることが難しいといった特性があります。また、衝動的な行動として突発的な決定や行動、冷静な判断を欠くことが見られることもあります。多動性として、落ち着きがない、手足を動かすなどの行動が目立つことがあります。
一方、アスペルガー症候群は、高機能自閉症スペクトラム障害の一つであり、主に社会的な相互作用やコミュニケーションに困難を抱える特徴があります。人との接触が苦手で、非言語的なサインや社会的なルールを理解することが難しいことが挙げられます。一般的な興味や関心を持つことが難しく、特定のテーマや活動に熱中することが特徴的です。
【対人関係】
アスペルガー:他人の気持ちを汲み取れない
ADHD:他人の気持ちは汲み取れるが、自分の思いが先走ってしまう。(自己中)
【整理整頓】
アスペルガー:気に入ったものしか持たない、使うと意識からなくなりカメラアイとして覚えればどこに何があるかわかる
ADHD:衝動的に買ってしまう、忘れ物が多く、整理整頓は苦手。片付けられない
【集中力】
アスペルガー:同じパターンで行動することで安心感を得る。好きなことや場所と時間、段取りが身につけば高い集中力を発揮する
ADHD:本当に好きなことに対しては過集中するが、本当にしなければならないことは後回し、周囲が雑然としていると集中力を持続できない
【仕事】
アスペルガー:作業の一部分にこだわり、全体としてみることができない。優先順位をつけることができない。目的をやり遂げるまでの手順を考えることが苦手。目標を積み重ねて完遂させる。
ADHD:計画的なタスク管理や同じ作業を続けるのが苦手、仕事の過程を意味づけして説明する。
【感覚異常】
アスペルガー:五感のうちどれかが過剰、あるいは鈍麻(感覚が鈍いこと)がある
ADHD:感覚の問題があることは少ない。
アスペルガーとADHDは一見すると見分けがつきにくいものですが、このように違いが表れます。わかりやすいのは、向いている仕事です。
アスペルガーの方に向いている仕事
- コンピュータ関連の仕事(プログラミング、データ分析、ウェブ開発、ITサポートなど)
- 科学・技術系の職業(科学者、研究者、エンジニア、数学者など)
- アーティスト・クリエイティブな職業(画家、イラストレーター、音楽家、作曲家など)
- テクニカルライターや編集者(専門知識を生かして文章を書く仕事)
- アカデミックな職業(大学教授、研究員、専門家など)
- 専門知識を必要とする仕事(天文学者、歴史学者、言語学者、地理学者など)
- データエントリー・資料整理(細かい作業に集中できる仕事)
- グラフィックデザイナー・3Dモデラー(視覚的な能力を活かす職業)
- 数学教師・特別支援教育の教師(学問を教える仕事や支援を行う仕事)
- 音楽・映像編集者(クリエイティブな面と集中力を発揮する仕事)
ADHDの方に向いている仕事
- アーティスト(画家、音楽家、漫画家など)
- 作家・ライター
- デザイナー(グラフィック、ウェブ、ファッションなど)
- イベントプランナー・コーディネーター
- スポーツコーチ・トレーナー
- フリーランス・自営業
- リモートワークの職種
- 営業・セールス
- プロジェクトマネージャー
- エンジニア・IT関連職
- 保育士・幼稚園教諭
- ガイド・ツアーコンダクター
- 物流担当・配達ドライバー
- インテリアコーディネーター
- イベントスタッフ・アシスタント
- フリーランスライター・編集者
- ダンサー・振付師
- トレーダー・投資家
- エンターテイナー(俳優、コメディアンなど)
- アクション系のスタントマン・コーディネーター
アスペルガーの人は、同じことを繰り返しやることが向いており、一方でADHDの人はITなど人と対することなく自分のペースでできるような仕事に向いています。
ADHD・アスペルガーの方へのカウンセリング手順
カウンセリング手順は以前のブログで詳しく書かせて頂いていますのでご一読くださいませ。
基本的には、認知行動療法、ブレインガイド、フィシオエナジェティックなどその方にあった手法で、ADHD,アスペルガーの方が人生でうまくつきあっていけるようにするためのカウンセリングを行っていきます。完治ということはなくても、障がいうまくつきあっていき人生を豊かにしていくことは必ずできます。
おおよそ6回から12回のカウンセリングで、意識をガラリと変え思考の癖を調整していくことに成功しています。
まずはご相談くださいませ^^
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