夫から離婚を切り出されるケース増えています。

夫婦カウンセリングをする中で、最初に問い合わせを下さるのが８割が奥様からです。

DVやら、セックスレスやら夫が動かないなど様々ですが、

夫から突然離婚を告げられ、青天の霹靂で動揺している奥様からのご相談が

年々増えています。

（今回の記事は、妻ではなく、夫視点で記事を書いています。

妻から見ると耳が痛い。面白くない記事かもしれませんが、真実として書いていきます。）

先日も奥様から問い合わせで下記のようなご相談を頂きました。

—————————————————-

砺波先生こんにちは。

優しかった夫から突然離婚を申し渡され、自身にも思う節はあるもののどうしてよいか分かりません。

すがる思いでメールしています。

夫が気が変わる事はありますでしょうか？動揺して何も手につきません。

夫婦カウンセリングを受けたいと思っていますが、修復可能でしょうか。

——————————————-

はじめまして。
夫から離婚届を突きつけられ、何度も話しあいをしていますが、気持ちが変わらないようで、頭がおかしくなりそうです。
もともとお互いが依存の深い二人同士だったと思うのに、泣きつくと依存しないでと言われてしまいました。
夫依存で検索すると、ほぼすべての項目に当てはまり、夫の優しさに甘えて、私は無視やきつい態度もひどくなっていきました。
自分でコントロールできず、元々ワガママもよく言って困らせ、何度も夫は私にきつく怒ることなく18年一緒にいてくれたのに、もう限界だと、

謝っても許してもらえずどうしていいかわかりません。

---

特にご相談が多いのは、専業主婦の方からのご相談です。

夫は毎日社会に出ていますので、そこから見える『大人の女性』を毎日見ています。

逆に、専業主婦は社会から断絶された環境に身を置いている場合も多く、子供のまま大人になって結婚しているケースもあり、

相手を尊重せず、奴隷のように扱ったり、我が儘が若い頃と同じように相手に通ると思っていたり、

旦那は我慢して当たり前。私はもっと子育てで大変なんだから。私の意見が絶対。と思い込んでいて

相手に共感することが欠けてしまっていたり、いたわってあげたり、男のちっぽけなプライドを立ててあげることや

褒めてあげることが恋人同士の時と違ってなくなってしまったり、、

妻は環境に変化がない分、夫とすれ違いが起こることが度々起こっていきます。

主婦の方からすれば、なんで？なんで私がそんなことをしなければいけないのよ。私だって

家庭を守るのに、必死。冗談じゃない。と思われるかもしれませんが、

相手はロボットではなく『人間』なのです。

子育てが終わるまで我慢できる強靭な男性は僅かです。失踪するケースもありました。

また、離婚を切り出した夫が既に『うつ』ぎみの傾向の場合もあり

続けて別途カウンセリングに来られることもめづらしくありません。

男は自信が持てなくなった時離婚を切り出す。

男性と女性とでは性差がありますので、それを満たしてほしいという願望は常に男性は持ち合わせていて

その自信を失ったときに、男性は離婚を切り出すのです。

男は、自信を失って、妻にかっこつけが出来なくなった時に離婚を切り出したり、

不倫をしたりする場合がよくあります。

簡単に言うと、『拗ねている』間に手を打たなかった場合に終焉の決断に向かいます。

必ず、アラートを発しているはずです。

そこに妻が気づいてあげられなかった、もしくは更に追い込んだ。と考えられます。

ただ、男性は突発的な感情生物ではありませんので長年ためこんでいたり、口に出さない特質を持つ方も多い為

一旦『決断』を口に出してしまうと、男に二言はない。ではありませんが、覆すことが大変困難です。

少なくとも、夫婦間で話し合うことは大変困難な状況になっていると思われます。

奥さまの言い分も多分にあると思いますので、こういう場合は夫婦カウンセリングで

第三者を入れて内容を整理して客観的に考える環境と時間が必要です。

お互いがお互いの言い分がありますので、どちらが悪いということもない事も

ありますが、よくよく話を聞くとどちらかが精神的に追い込んで無理強いをしていることが発覚してきます。

夫婦カウンセリングで夫婦修復をするにあたって

当院では、何組も夫婦カウンセリングで夫婦修復を行ってきましたので

分かっている事実が1つあります。

夫婦間の話し合いでは聞く耳を持たなかったご主人が、第三者（カウンセラー）を入れて

話し合いを行うと、しっかり自分の思いを相手に伝えて

改善の余地を残すケースが多いということです。

誰かに知ってもらえた。聞いてもらえたことの安心感によって心に余白が出てくるんですね。

これは、夫が不倫している場合もそうです。

離婚を切り出すパターンは大きく分けて2つ

離婚を切り出す時は、本当に辛くて切り出したケースと、

既に新しい女性の存在がいるパターンの

２パターンが大きく分けると上げられます。

細かく言うと、介護や病気、教育方針などいろいろありますが、今回は割愛します。

 

不倫の場合は、あまり積極的にカウンセリングに夫はうしろめたさもあり関わろうとしませんが、

不倫が既にばれてしまっている場合は、カウンセリングに来られるケースが多々あります。

 

逆に、不倫がバレて夫婦カウンセリングに来られた場合の夫婦修復の方がまだ簡単で、

夫が腹を決めて離婚を切り出したケースは、なかなか夫婦修復は困難です。

 

ただ、不倫がバレてしまったからと言って妻が鬼の首をとったように相手を責めすぎるとまた逆効果となります。

この場合、妻は難しい立場となります。自分の心のケアをしつつの夫婦修復になるからです。

 

また、夫が腹を決めて離婚を切り出したケースは、かなり妻がヤバイ言動をしていることが発覚していきますが

そこは妻も包み隠さず、反省し認める方が修復は早くなります。

カウンセラーの前だからと事実を隠そうとしたり、逆切れしたり、自分をとりつくろうと

嘘をつかれることも時折みられますが、こちらもプロですからお見通しです。

わたしのことは気にせず、夫婦で向き合う覚悟が必要です。

 

夫の人権を無視していたり、奴隷扱い、ヒステリックなどもそれにあげられます。

妻が本気で変わらなければ、覆すことは難しいと言えます。

夫に離婚を切り出されて、夫婦修復するにはどうすればいいのか？

空回りをしないためにも、第三者を入れて夫の言い分を聞いて

言い訳せず、受け入れて話す機会を持つことが最重要です。

その後、妻自身が変わる事です。

どうしていいのか、分かりません。と時々言われる方がおられますが、

それはそれだけ夫のことを見ていなかったのです。（言い訳は重々承知）ですが、

夫婦でうまくやろうと思うならば変えるしかないのです。

変わるの意味ですが、行動で示すことが大切です。

口だけではだめです。行動を変えていきましょう。

もちろん、奥さまの言い分もカウンセラーはしっかり聞いて、夫婦ですり合わせていきます。

暮らしが大変、節約が大変、子育てが大変、更年期が大変。それは重々承知していることです。

夫のことを100％労わることは難しいけれど

夫は職場にいますから、妻からは見えませんね。また、それをちくいち全部家庭で話すわけでは

ありませんから、ストレスが溜まってしまいます。

対人ストレス、仕事のストレス、通勤のストレス、税金のストレス、ミスできないプレッシャーのストレス様々です。

職場でもこき使われ、家庭でもこき使われでは、誰だって壊れてしまいます。

夫がHSP気質の場合は更に深刻でうつのケースもあります。

そして、結局のところ当事者じゃないと、その立場に立たない事には相手のことはお互い分からないものです。

だからと言って相手の優しさに甘えて好き放題していると破綻を迎えます。

夫婦においては、どちらか一方が我慢しているケースは必ず破綻します。

片方が譲らなければ、片方がひくしかない。それが夫の役目になっていないでしょうか？

私の意見が正しくて、絶対である！というような考え方の奥様は気を付けた方が良いと思います。

かかあ天下の時代ではなくなりつつあります。

結婚したくない独身男性が増えてきている。

昨今、若年層でも結婚に魅力を感じず、独身で好き勝手出来る自由を失いたくないと

結婚しない男性が増えています。

子供にも関心がない若い男性は多いです。別に子供いらない。ほしくない。という声もよく耳にします。

自分の稼いだ給与を、丸々自分で好きに使える。衣食住はこの世の中困ることもなくなってきました。

働きたい女性もいますが以前として　働きたくない。専業主婦願望を持つ女性もまだまだいます。

ニーズがお互いに合わなくなってきているんですね。

離婚して、養育費を払ってでも一人の方が妻に奴隷扱いされるよりマシだという

男性からの相談も増えてきています。

養育費の方が、現在家に入れている金額より安いわけですから無責任をしてでも

あの悪妻と別れたいんだ。という声はよくクライアントさまから聞く心の声です。

『もう妻を守ってやりたいと思わなくなったんです。』←とどのつまり、、、これが本音で

よくカウンセリングにて聞く言葉です。『子供がいるからなんとか我慢してきましたがもう限界です。』と。

もし、奥さまがなんらかの事情か愛情か分かりませんが、ご主人と別れたくないと

本気で思われているなら夫婦カウンセリングでの修復を本気で考えてみてください。

夫婦の破綻は、もうこじれすぎていますから夫婦だけの話し合いでは

難しいということをここに断言しておきます。

まずは、おひとりでも構いませんので、ウエルカムカウンセリングへ

ご相談くださいませ。