HSPさんの【反応しないメンタル作り】強化方法

HSPさんは、他者の数倍反応点が多いため、心が疲れやすくなっています。

思考がいつまでも止まらず、アンテナを張り続けている状態と言えます。

先日綾瀬はるかさんが、思考が止まらないから座禅に行きました。しかし、思考は止まりませんでした。

というニュース記事を読みました。

座禅は思考を止めるためものではなく、雑念や煩悩に気が付く。というものですので、

マインドフルネスの方がニーズに合いよかったのかもしれません。

一つ考え出すと、モンキーマインド式にあれやこれやと過去の嫌なことを引っ張ってきては

落ち込む癖がついてしまいます。

夜寝るときでさえ、思考が止まらず不眠のご相談も絶えません。

HSPさんに伝えたいことの一つですが、

心は反応することしか知らず、どんなことものによっても必ず反応できるようにできているのです。

【心】は反応する性質であることを理解しよう

テレビやスマホが手放せず、心を反応させ続けている。ということを意識して理解せず

ずっと同じことを繰り返して披露している方が多いかもしれません。

何かを見れば、心は必ず何かを感じ取り反応します。

悪いニュースが思いがけず飛んでくることも多くはありませんか？

TOPニュースは幼児虐待やいじめ問題、殺人、など思いがけず目に触れてしまい

心に悪影響反応を起こします。ネガティブな思考になり健康を損なっていきます。

昔と違い、今は手軽に情報に触れられる分心の反応疲労を起こしているのです。

脳を休息させる時間を意図的に作る必要性があります。

【心】が満たされることは実はない！？

ほとんどの事柄において、人の悩みは対人関係の上にあります。

人と接すると何らかの良くも悪くも大きな刺激と反応を受けます。

人の心は実は反応から逃れられない性質だといえます。

依存や執着とも呼ばれていますが、それが心が満たされない原因なのです。

依存や執着が深ければ深いほど、相手への期待値が増えていき

心は満たされなくなっていきます。

いくら、そこに反応しても心が満たされることはありません。

心が満たされないことで、憂い、悲しみ、怒りが生じストレスを感じ始めます。

反応が止まらない心は、枯渇していくのです。

要するに、心に関してはこれをすれば絶対的に満たされる。という確固たるものは

存在しないのです。

承認欲求とも深くかかわってくるお話です。

やみくもに、心を反応させている正体に気が付くことが大切です。

承認欲求を満たすための反応

おなかがすいたという反応が出たので、食事をする。

これは健全な生理的欲求での反応です。

しかし、人間には沢山の欲求がありますね。

インスタグラムやツイッターで【いいね】の増減で一喜一憂して、

どんどん、インスタグラムから受ける自己判定に執着していき

インスタ疲れする。など現代でもよくあるお話ですが、

つまるところ、自分の価値を他人に評価されて一喜一憂する承認欲求が

SNSの増加で増えていますが、これこそまさに無意味なのに非常に疲れる反応です。

最近多いのが、ユーチューブなんかも低評価をつけられて非常に悩んでおられるクライアント様も

おられますが、その反応は本当に無駄でしかありません。

自分に優劣をつけない。判定しないことの大切さ

女性にも多いのですが、優先順位を異常に気にしている方が多く見受けられます。

また、不倫や浮気をされて傷ついた方もこの【優先度が下がった】ということで

悩まれている方が非常に多いのです。

不倫や浮気の場合の9割は優先順位は奥様の方が格段に上です。

太宰治が遊びまわって愛人と水浸自殺をしていますが、遺書に残されていた言葉は

本妻を一番愛していた。という言葉でしたが、その通りです。

ここでお話ししたいことは、

自分に優劣をつけている限り絶対に心の反応は安定せず幸せにはなれない。ということです。

勝ち負けに女性はマウントをとって拘りますが、マウントしている人ほど

クダラナイことに縛られていて幸せではない。ということです。

優劣の判断で縛られている限り、こころの安寧も幸せも、安らぎも喜びも得られません。

じぶんのことをあるがままい受け入れられるようになったとき、

不毛なこころの反応は消え去ってくれると言えます。

HSPさんにもできる【こころを整える方法】

思考や雑念が出てきたら・・・

モンキーマインドに陥る前にちょっと意識して

1、【感情】と【思考】を切り分ける。

この感情と思考に流されない訓練をする。

2、【感覚】を取り戻す

手の先の感覚、足の先の感覚、体の感覚を意識して感じる

3、思考と感情に分離が完了して、感覚が現実に戻ってきたら

怒り、悲しみ、妄想に分ける。

自分が何に、怒りや悲しみや妄想を膨らませているかに気が付けるようにする

4、またか！と理解する。

人の悩みは、多くても3～5つぐらいのものが行き来していることが多いです。

親の介護問題、子供のじめ問題、夫や妻の不倫後の問題、ご自身の健康の問題と不安感など。

あ～自分はまたこのことを考えているのか、、と【またか！】と気が付けば

雑念が手放しやすく、

心の整理がつき心の反応を軽くすることが可能です。→脳も理解すれば飽きるからです。

もやもや状態を繰り返すことは脳は得意なのですが、いったん理解したことは飽きてしまうという

性格がありますので、一旦しっかり悩みを整理することが大切です。

これはまた、自分をみつめるきっかけになります。

心の反応を最小限に生活する方法

スマホなどを携帯せず情報過多に気おつけることも重要ですが

まずは、あなたが1日にしなければいけないことの

ものごと1つひとつに集中してみましょう。

洗濯物、掃除機などを妄想の中でなんとなく済ませず

そこ1点に意識を向け集中するのです。

そして、つぎはこれ、つぎはこの仕事。とタスクを順番着実にこなすだけです。

タスクをこなしている間に、いやな記憶や妄想がでてきたことに気が付くようになったら

手を1回（パン！）とたたいて、今に戻ってきましょう。

過去の記憶で今悩み反応するのは無意味なことです。

今何をしたらいいのか。どうすればいいのか。だけを考えてみてください。

これは、対人関係でもそうです。

仕事のタスクの中に、相手がある仕事がはいっているなら

冷静に落ち着いて話を聞き、いまどうすればいいのかだけに1点集中します。

その中に、自己判定は必要ありません。

心の反応を最小限にする方法は、今という現実的感覚を大切にして生活することです。

この切り替えがうまくいかず、心がこんがらがっている人は

ウエルカムカウンセリングへどうぞ。

絡まった糸を一緒に解きほぐしていきましょう。

夫婦カウンセリングも行っています。