ケーキの切れない非行少年たちと中高一貫の進学校の生徒達の共通点 【発達障害】
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ケーキの切れない非行少年たちと中高一貫の進学校の生徒達の共通点
ケーキの切れない非行少年たちという本が流行りましたが、
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。(引用)
というくだりがありますが、この「認知」というのは東大京大への進学率が高い進学校の生徒にもみられる傾向です。
かれらは、学習的にはもちろん分ける事ができます。算数の世界ですから。
学校の勉強だけはできるので。しかし、これが実生活になるとすっかりできないのです。
私はこれからお話しする事実に驚愕しました。
奈良の超進学校でのお話です。京都大学進学率はNO1,今は東大東大とやっきになっています。
この中高一貫校の生徒さんのカウンセリングは本当に多いです。
その中でも次のエピソードは驚くものでした。
友達が5人いて、分割できるケーキが4つありました。
普通なら、分割できる4つのケーキを更に切り分けて5人の口に当たるように
小学生でもするでしょう。なぜなら分割できるのですから・・・
平等に。平和的な考え方ですよね。
彼らはどうしたと思いますか?
ひとり我慢する人を探しました。じゃんけんでです。
一見、じゃんけんという平等性が垣間見れますが、分割できるケーキなのです。
一切分割せず、4人で分けて食べてしまったのです。
結局気が弱いクライアント様が、我慢するという結果に。
少し考えれば、みんなで少しづつ切って食べたらすむお話です。
進学校は、攻撃性アスペルガーや発達障害の子が意外と多く
とにかく自分自分と自己主張が強く、相手のことを考えられる子が14歳でもいないのです。
エピソードを聞いていると、優しい、反抗できない、反論できない子が
いじめのターゲットになっています。
この学校だけではなく、全国的に不登校のお子さんのカウンセリングをさせて頂いていると
優しく、正義感が強く、正しく、反論ができない子がターゲットとなっているケースが
非常に大きい。
また、そういう弱々しい態度が、周囲を助長させてさえいるのですが、
これは、性格ですのでなかなか【言い返せばいいでしょ?】の論理は通じません。
半沢直樹ぐらい言えれば、正義感もよいかもしれませんが、現実世界は難しい事ですよね。
トラウマを抱えて生きて行ってしまうことになりかねません。
発達障害のお子さんに多いのは、優しさの欠如(気が付かない)ことで相手を傷つけてしまう事。
今回は5人集まって、だれもその子に分けてあげると言う行動をとらなかったことに深刻さを感じます。
また、女子が3人男子が2人です。そして、口に入らなかったのは一番優しい女の子です。
僕ならそんなことは、できないな。。。男としてもね。
それを平気でしてしまう。怖さがあります。
優秀な進学校は、勉強ができるだけのサイコパスが集まることも多いのが事実です。
特に募集人数が少ない所、女子だけ小数募集等は偏ってそうなりがちです。
なので、年間の相談数はとても多いのです。
進学校に認知が歪んだ子が集まりやすい理由
親が医師。社長。というケースもよくあります。
お金の力もあって、進学校にゴリオシで入学した子供達・・。
幼稚園受験から、小学校受験、つぎは中学受験。家庭教師は全科目についている。さらに塾にも通っている。
そうなると、子供同士コミュニケーションをとって遊ぶ時間がほとんどありません。
中学になってから友達作ればいいよ。きっと価値観が合う子があつまっているよ。と
保護者は言いがちですが実は大間違いです。
自己主張が強い、身勝手で自分自分のことしか考えられない人間らが
偏って成績がよく集まるケースがあり、
愛情をたっぷり受けて育っていて、育ちの良い、優しい子が気を使い過ぎてそれらの
マウンティングに疲弊してしまい、自信を失って、自己肯定感が下がり、
そうなると、強い人たちはその子達を社会的環境から追い出そうとイジメ、
ストレスを発散し、不登校へとおいやるのです。
まるで、クラスで幽霊のように扱い始めます。
だれも手を差し伸べる子はいません、、自分の立ち位置を守るのに必死です。
悪が増えると善が悪者になるのと同じ現象がそこにおこります。
傍観者たちは、虐めの加担と同じなのです。
そうして、うちのカウンセリングへ保護者と泣きながら訪れています。
女の子、男の子半々ですが、公立の子供達もいますが、
ほとんどの子が名だたる進学校の子供達です。
そして、一番多いのが中学1年生。そして中2から高。高3から急激に減ってはきますが、
大学生でも大学院の男性が時々ご来院されています。
進学校の発達障害のお子さんの特徴
・人の話を聞かない。
・共感力がない
・自分自分と自分勝手。
・相手の気持ちが分からない
・平等にしようという概念がそもそもない(思いつかない)
・相手にすぐ怒る(自分勝手な怒り)
・和をもって貴しとなすという概念の欠如
・弱いものへは何を言っても構わないと思っていて、
自分の言動に責任がもてず、限界を過ぎるまで攻め続ける
・一度レッテルを貼ると、そのまま継続していじめる
・考え方に偏りがある
上記のような特徴がみられます。
攻撃性アスペルガーのお子さんと似た特徴があります。
ですので、しっかりした家庭環境で豊かに育ったお子さんは必然的に「我慢」を
強いられるのです。
意見を少しでもすると「あの子空気が読めない。」で片づけられます。
都合が悪い事は「空気が読めない。」一言で片づけるのです。
また、勉強だけはできるため、学校側から忖度されいじめ加害者でも
なんのおとがめもありません。数字のためでしょうね。
わたしも一度、相手からの謝罪がないと被害者のトラウマがとれない。と
何度も学校へ懇願したことがありますが、対応して頂けませんでした。
被害者ばかりが、辛い思いをつづけていらっしゃるのが現状です。
謝罪によるトラウマ解除は、探偵ナイトスクープの
トラウマではらぺこあおむしが読めない高校生のお話が参考になります。
昔、男の子たちにその絵本をもって追い回されたことが原因でしたが
「ごめん。」のたった3文字で彼女はとても元気になったのです。
それぐらい、あいてからのつぐないの言葉は大切なのです。
学校側には理解して頂けませんでしたが・・・。
挙句の果てには、「医者からの診断書は?」でした。
覚えておいてください。医師から診断書をとると将来入れない保険が沢山あります。
特に住宅ローン系。ですので、安易に診断書をとってはいけませんよ。
こういう人たちが将来医師になっていくとしたら・・・
大学病院で、患者の身体を見ず、パソコンの数値だけで返す医師が実際に山ほどいましたが、
そういう人たちをわんさか生産していくわけです。
では、そういう学校でやっていくにはどうすればよいのか?
さて、中学生は、高校受験を考えるのも一つの手ですが、
試練として乗り越える準備期間だと思う。方法もあります。
社会に出たらもっとモンスターがいるでしょうから。
学校は塾として割り切って通い、外部で友達を作っていくなど方法は多岐に渡ります。
子供の個性と性格で、私の方もカウンセリング方法を変えています。
不登校になるようでしたら、転校を強くお勧めします。
あなたの優しさに見合う友達がいる場所を探せばよいのです。
少しランクを落としてでも、それ以上のトラウマを増やさない。ケアも
必要です。
学校でいじめに合い、辛いお子さん、そしてお母様
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