テレビ出演について(大人がはまるぬいぐるみ)大人のぬいぐるみ依存

テレビ出演について(大人がはまるぬいぐるみ)についての心理学

先日東京のテレビ番組に出演し、大人がはまるぬいぐるみの心理学についてお話をさせて頂きました。

その少し前には、別のSPAという雑誌取材でもおじさんがはまるぬいぐるみについての心理学をお話しさせていただきました。

テレビの中でお話させていただいたことプラスアルファも

お話していきたいと思います。

今回は男性からの観点でご相談が多いことを書いていきます。

(女性の場合は、不妊など別の要素が含まれるためここでは長くなる為今回は触れません)

孤独を抱えている中高年男性が増えている

 

家庭内での孤立も要因の一つです。

女性の多くは元々おしゃべりが好きで、人とのつながりを持つことが家庭の内外でも上手にできるので、孤独を感じにくいのですが、中高年の男性は時代的にも高度成長期を生きてきて仕事の中でやりがいを見つけて家族のために頑張ってきました。

昭和の世代として男性をたたえる時代でしたので、社会的な共同体感覚として孤独を感じることなく過ごしてきました。

今という時代は、コロナ禍でより顕著にもなっていますが、

人とのつながりが非常に希薄になっており、特に男性は、仕事を通して人とのつながりを感じることが多く、それらがリモートなどによって画面越しのみの対話となり臨場感が薄れています。

 

そうなるとよりコミュニケーションに対して難しさがうまれ、部下に対しての接し方に苦労している方も多くみられます。

 

さらに若い世代は個の主張も強くなっており、上司は批評対象という概念を持っている若者も多く目上に対して尊敬するという概念が昔よりなくなってきていますので、注意や指摘をするのも気を使って難しくなっています。コロナで親睦をはかる機会も減り、信頼関係が作りづらく、上司としての威厳が保たれず自信を失っていく様子がカウンセリングからもみられます。

 

そこへさらに家に帰ると嫁・子供から邪魔者扱い(逆に家族が仲良くなるパターンもあります)され、孤独と寂しさを感じることが多くなるのだと思います。奥様からは夫源病の相談もありますが、やはり夫婦のコミュニケーション不足は顕著です。

(※夫源病:夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする疾病概念で、医学的な病名では無い。

類似の概念として主人在宅ストレス症候群とも呼ばれる)

ですが、現代は経済も成熟期を迎え、何かに向かって情熱を傾けることも少なく、コミュ力が高くないことから人付き合いも苦手で一人になりがち、さらに家族ではのけ者にされ、プライドを保てる空間もなくなっているように思います。

成熟期の弊害

高度成長期は何もないところから発見して生み出す時代であり、今のように情報も限られていたので自分で考え創造していく時期だったと思います。

これらが成熟期に入るとモノにあふれ不自由なことはなくなり、情報は調べれば何でも安易に手に入るため、SNSで調べることが最優先であり自ら一から考えることはなくなりました。

年齢も増し新たに何かを生み出そうとする意欲がなくなるように感じます。

また、50代ぐらいになると何をどう行動してよいのか分からない。と話すクライアント様もおられました。そうなると現状に満足して成長をやめて留まってしまうのだと私は考えます。カウンセリングを通しての主観ですが、男性は37歳ぐらいまでが情熱を傾けられる年齢かなと感じています。

家族からのけ者にされて孤立感。のけ者にされる理由

昭和の時代ぐらいまでは、男性優位で例えば家族の中ならば父が一番で、食事もお酒のあてと食事おかずが別に出てきたり、テレビの優先権も父だったりしていたので、何かと優位に扱われていたように思います。

それらが、時代とともに男女平等となり仕事は共働きで給料も変わらず稼いでくる人も現れ、働くことだけでの父親の地位は低くなっていきました。

そこで面白く家庭内でも活動的でコミュ力の高い父親なら信頼感もできてアットホームな家族となるのだと思いますが、コミュ力が低い父親は普段の生活の中で空回りしてしまい、妻や子供たちとのかかわりが希薄となり、夫婦喧嘩も増えてより信頼関係が崩れてしまい、それらが尊敬からほど遠い嫌悪感へと変わりのけ者にされるのではないかと思います。

前述しました夫源病ですね。妻は子供中心で生活を考えるため夫が置き去りになる傾向が高いです。特に中高年期は子供も成長し受験なども重なり家庭がピリピリしていることもあると思います。

そうするとどんどん家庭内で居場所がなくなり心が癒されることがなくなり孤独となっていきます。

 

このような状況でふと自分自身のことを考えた時、自信が失われ、生きていく気力を失った時、ふとぬいぐるみや人形などに自身の孤独を埋める何かを投影し愛着を持ってしまうのではないかと思います。静かに何も言わず、反論もせずそこにいて話を聞いてくれる可愛い癒しの存在なのだと思います。

さらにコロナ禍という目に見えない先が見えない恐怖に不安を感じることが、無意識のうちに安心感を得るものとして作用しているのかもしれません。

ぬいぐるみを好む男性についての心理的要因

まず男性だけではありませんが、誰もがお母さんのお腹の中に入っている間は、自己の存在として一体感を感じています。それが出産と同時に母と子に分かれる分離感がうまれ、それらが「寂しさ」の始まり原点となります。

そこから育っていく過程で、昨今ようやく話題に上がるようになりましたが「HSP」のような過敏な子供は常に抱っこしていないと泣いてしまう状態となり、幼稚園に連れていくだけで母と離れずに泣いて一体感を求めます。

年齢を重ねるうちに母から離れることを覚えていきますが、兄弟が生まれてきた時に再び一人にされて、寂しいと言えばお兄ちゃんだから我慢しなさいと一人にされ寂しさが大きくなっていきます。

おじさん世代は、兄弟が多い家庭がほとんどで、そうなると長男長女であるということは、兄弟が生まれた時点でお兄ちゃんだからお姉ちゃんだからと言われ、ことあるごとに責任を持たされて下の兄弟の面倒を見ることを強いられ、幼児期に甘えるということができなくなってしまいます。

 

そうなると親からの愛情という意味で孤独感や寂しさを感じるのではないかと思います。

社会的地位は関係なくぬいぐるみを愛する

社会的に地位が高いというだけでは判断するのは難しいですが、例えば社会的に高い地位にある方の一部は、幼少期の親子関係において幼児期からの英才教育などにより人間関係より学力を上げることを大事にしている傾向が強く、

IQ(知能指数)は高いが、EQ(感情をうまく管理し、利用する能力)、SQ(社会に対するコミュ力)が低い状態となる傾向があります。さらにこのように学力だけに偏ると愛情のかけられ方(勉強ができないと愛されないなど)にも影響が出てくると考えられ、

人生において何かに躓いた時や社会的に孤立するようなことがあった時などに、寂しさや孤独感をより感じられるのではないかと思います。

そこで、ライナスの毛布が必要になるのか?ですが、例えば赤ちゃんの頃から毛布をかけられて母と一緒に寝ている記憶は根強いものです。その中でも五感の記憶(母の肌触り、母乳の味や匂い、視覚的要素、子守唄などの聴覚的要素など)は深く記憶に刻まれます。

 

それは一種の安心感となります。その安心感と毛布とがアンカーリング(リンクする)して、毛布イコール安心感となります。

 

そうなるとひと時も毛布を離すことができなくなります。それは、毛布があれば安心感を得られるからです。ちなみに視覚・聴覚・体感覚(触覚)の中の、感覚(触覚)的な要素が強い方(肌触りの良いものを好む方)は、ライナスの毛布を好むようになると考えられます。

考えられる派生要因 ホーディング

ホーディングが、当てはまるのではないかと思います。
幼少期の生活環境自体も 少なからず関係しており,たとえば,周囲からの愛情が 欠如して育つと,モノで寂しさや孤独感を埋めようとするためモノへの愛着が人一倍強くなり,ホーディングに つながるケースもあります。

ぬいぐるみは元来「女性・子供のもの」という社会的な認識でしたが、年齢問わず男性にも広がっている理由

(複数のぬいぐるみを連れて歩く人も)

考えられるとすれば、あらゆる種類のぬいぐるみが増えたことやネットなどでも気軽に買えること、あとクレーンゲームなどでもぬいぐるみが簡単に取れることにより、男性でもぬいぐるみに触れる機会が増えたからなのかもしれないと思います。

あとは、男性女性問わずお互いが中性的になってきたことにより、男性は女性的になり、例えば男性エステ(若い子でも脱毛など流行っている)などの美容や女装が流行るようになってきているので、ぬいぐるみもその一部と考えられると思います。

 

中性的になってきた社会的な背景と生き方の変化

カウンセラーとして現代は、男女不平等が言われている中で、ジェンダーフリーという言葉が多く取り上げられるようになりました。

 

最近では、ジェンダーレス男子が流行っていると巷ではききますね。

その背景には、家庭内での男は男らしく女は女らしくという育て方は少数派となり、一人っ子家庭も増えていること、さらには学校教育でも呼び方が「〜さん」で統一されるようになり、より男だから女だからという概念がなくなってきているからだと思います。

ぬいぐるみに依存することのメリットとデメリット

メリットとしては、Q1でも回答させていただきましたが、孤独を埋めるためのアディクション(代償行為)となるので、ぬいぐるみによって寂しさを埋めることはできるとおもいます。

デメリットとしては、コロナ禍でのリモートも助長して人と触れ合うことが少なくなり、コミュ力が益々低下して孤独から抜け出せなくなり、次第にうつ病となる恐れがあると思います。

ぬいぐるみが手放せないというご相談はお子さんよりも大人の方からの方が多い理由

(カワイイ洋服を着せ替える人も)

 

ぬいぐるみが手放せないというご相談が多いわけではないので、ハッキリしたことは言えませんが、見解としてお子さんの場合は、現代的に男らしく育てられるわけでもなく、お母さん的にも堂々とぬいぐるみを持っていてもさほど「そんなもんだろう」的な認知のため、周囲に対して気にすることなく過ごしているので相談を頂くケースは少ないです。これが男の子女の子に限らず常に幼児が性器を触るというようなことになると相談がそれと合わせてあります。

 

中学生高校生になっている場合は、やはり母親が心配してご相談に来られるケースはあります。例えば仲間外れ、いじめなど社会的共同感覚が得られていない原因の事が多いのですが、他にも愛情不足からの指しゃぶりなどと併せてぬいぐるみが手放せないケースがあります。

 

大人の場合は、配偶者からご相談がくる場合がほとんどで、ご本人からということは滅多にありません。ぬいぐるみ、だけではなくそれに伴った症状「爪を噛む」「夜間におねしょをした」などが原因で奥様が驚かれて、カウンセリングにご相談頂くなどのケースがあります。

大人の男性のぬいぐるみ依存のカウンセリングの入り口としては、違うカウンセリングから入り何回目かのカウンセリングでぬいぐるみが好きである。というカミングアウトされる。という場合もよくあります。

 

強いプレッシャーがかかるお仕事。重大な責任のお仕事をされている方、医師や社長、中間管理職、また、自分に合っていない仕事、やりたくない仕事を強いられている、単身赴任で不自由である、結婚生活に問題があるなど。この場合は夫婦カウンセリングをしています。

 

また、心理的な面で相談相手がいない。心のうちを分かってもらえる、話せる相手がいない、家庭に居場所がない、常に寂しさを抱えている。など、発達障がいだけが原因ではなく、ライナス症候群はだれでも引き起こす可能性があります。

 

ただ、ストレスを吐き出す方法、セロトニンを手軽に出してメンタルコントロールをする方法としては有効な手段の一つであり、アニマルテラピーよりも手軽ですので、推奨されうる方法といってもよいと思います。

 

もちろん、トラウマがあってそうしておられる方にはカウンセリングでトラウマ解除することで、ぬいぐるみが必要なくなる場合もあります。

原因を取り除くことでメンタルコントロールしていくことが可能だからです。

 

おじさんは可愛いものが好き。というドラマがありましたが、今井翼君が演じるカワイイもの好きのおじさんが、彼女を自宅に呼んだら、気持ち悪いと泣かれて、フラれるシーンがありましたが、そういう固定観念はこれからの時代あまり良いものではありませんね。

 

男性が可愛いものを持っていると気持ち悪い。という認知を世間が変えていくことが望ましいと思われます。メンタルを健やかに保つ方法、手段の一つとして、受け入れられる世の中が良いと思います。

 

様々なご相談はウエルカムカウンセリングで

お待ちしております。

 

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