カウンセリングを途中でやめてしまう3つの理由

カウンセリングは、その場で癒されたり、自分のことをもっと好きになれたり、こころの問題をゆっくり解決していくものです。しかし、カウンセリングに行くのが息苦しいと感じたり、憂うつになることもあるでしょう。

その理由は、次の3つが考えられます。

  • 自分の気持ちに向き合うのがしんどい
  • カウンセラーとラポールが築けていない
  • その場では合わせてしまい、本意をうまく伝えられていない

解決策とともにお伝えしていきます。

理由(1)自分の気持ちに向き合うのがしんどい

自分の気持ちに向き合うのはつらいことです。カウンセラーは、もやもやとした感情の根源を見つけ、根本的な解決を目指すためにセラピーやカウンセリングを始めます。

しかし、自分が隠している潜在意識の部分に触れると、どうしても感情が揺さぶられて苦しくなるかもしれません。自分自身が封印していたイヤな感情や悲しい思いに再び直面することでつらさを感じると、カウンセリングを続けるのが難しくなるでしょう。

幼少期などにつらい出来事があると、時間の経過とともに無意識の中でそれを隠したり、恐怖をおさえ込むようになります。これらの感情や状況に取り組むには、カウンセラーの助けを得ながら根本的な問題に向き合い、克服する作業と訓練が必要です。カウンセリングを受けるうちに、少しずつ玉ねぎの皮をむくように感じることが上手になり、一つひとつの問題解決につながっていきます。

即決型の人にカウンセリングは向いていません。ゆっくりと心の問題点に向き合い、自分の感情を受け入れて許容していくことが重要です。マイナスな感情を掘り起こす作業は心身の負担がかかりますので、自然と足が遠のきがちになってしまいます。しかし、あきらめてしまうと自分自身を幸せに導くことはできません。

「今こそ自分を楽しませる準備期間」だと心に留めておきましょう。

理由(2)カウンセラーとラポールが築けていない

カウンセラーとの信頼関係やラポールを築くことは、カウンセリングを行う上でとても重要です。

しかし、カウンセラーもはじめは赤の他人であり、あなたの全てを知っているわけではありません。この辺までは踏み込んでもいいのか、この辺は後のほうがいいのか、など、手探りであなたのことを深く知ろうと努力をしています。

あなたの生い立ちや環境について理解するために、カウンセラーは多くの情報を聞き取っていきます。最初は大変な作業に感じるかもしれませんが、信頼関係が築かれるにつれて話しやすくなっていくでしょう。

まずは、自分自身が心を開いてカウンセラーを受け入れることが重要です。あなたからの積極的な参加と信頼の構築があって、はじめてカウンセリングが成り立ちます。

もしカウンセラーがゴールに先走ったり、主体的になる傾向があるなら、それはカウンセリングではなくコーチングとなるかもしれません。そうなると、カウンセラーとの信頼関係やラポールを築きにくいと感じるでしょう。

そのような場合は、カウンセラーとの相性が合わない可能性も考えられます。

理由(3)その場では合わせてしまい、本意をうまく伝えられていない

優しい人にはよくあることですが、カウンセラーに気を使いすぎて本来の意思をうまく伝えられていない場合があります。

カウンセリングでは、相手の意見に合わせてしまったり、「そうですね」とあいづちを打ってしまったりするのは逆効果です。

カウンセラーは、多くの情報を整理しながら、あなたの心と思考に近づこうとします。カウンセラーがまとめた内容が違っている場合は、「それは違います」と指摘し、正しい情報を伝えてください。それは決して失礼なことではありません。

とくにウェルカムカウンセリングから数回は、カウンセラーとの信頼関係をしっかり築くための期間です。早急に答えを求めず、まずはカウンセラーと心のつながりを構築していきましょう。

カウンセリングがつらくなる最も一般的な原因は、自分の感情に向き合うことへの抵抗です。もしカウンセリングを受けて調子が悪くなった場合は、遠慮せずにカウンセラーに伝えてください。カウンセラーは多くのクライアントを経験してきた専門家ですので、気にする必要はありません。

カウンセリングだけではなく、実際に回復へ向かうためには、少しバランスを崩す必要があります。進むためには一歩踏み出す必要があり、心の問題を解決するためには必要なプロセスです。

調子が悪くなるのは、ある意味正常な反応と言えるでしょう。

信頼できるカウンセラーであれば、半年から1年は心を落ち着けて続けてみてください。

カウンセリングを続けるための具体的な解決策

  1. 目標の明確化する (紙にワーキングの一つとして書きだすと効果的) カウンセリングを始める前に、自分が達成したい目標を明確に定めましょう。具体的で現実的な目標を設定することで、カウンセリングの価値を実感しやすくなります。
  2. モチベーションの維持(日程を決めてなりたい自分を想像してみる) カウンセリングを継続するためには、モチベーションを高めることが重要です。半年でどんな自分になりたいか。など未来の自分を想像してモチベーションを上げていきましょう。
  3. 焦りは禁物(人の心の治療には時間がかかります。半年は様子を見てみる) カウンセリングは個々の進み方やペースが異なります。自分自身に対して過度のプレッシャーや期待を持たず、自分のペースで取り組むことが大切です。焦らずにゆっくりと取り組むことで、長期的な成果を得やすくなります。
  4. コミュニケーションの確保(時間を無駄に過ごしたくないと雑談を無駄と思わないで) カウンセラーとの良好なコミュニケーションを確保することも重要です。カウンセラーとの信頼関係を築くために、自分の感じたことや思ったことを率直に伝えましょう。質問や疑問を持った場合には、遠慮せずに尋ねることも大切です。また、たわいのない会話からあなたの本質を見抜く場合もよくあります。カウンセリング内で話している事と雑談とで矛盾していることなどはよくあることです。雑談の中にこそ本質が隠れているかもしれません。
  5. サポートしてくれる人を探す(応援してくれるひとをみつけておく) カウンセリングを継続する上で、周囲のサポートは不可欠です。信頼できる友人や家族にカウンセリングの経験や感じたことを共有し、理解や支援を得ることができます。また、お話をすることで継続に繋がる事もよくあります。
  6. 強制的に通える環境を整えてしまう(チケット制度や一括支払いなども考える) もしご自身がいつも中途半端なカウンセリングを受けてカウンセラーショッピングを繰り返しているとするならば、初めから辞めづらい環境に身を置いてしまうのが一番手っ取り早い方法です。メリットとしてはしっかり完結させることができる。お金ももったいないから通おうかな、、など通うことに意識を再度向けられるということです。通い続けるうちに変化がみられて生きるのが楽しいと思えるようになるかもしれません。当院でも回数制度にしており1回完結は難しいので採用していません。→カウンセラーと相性が合う合わないを判別する為にも、ウエルカムカウンセリングを利用ください。

さいごに

カウンセラーとクライアントさまは対等であり、商売人とお客様ではありません。ですから、ときに厳しいこともお伝えします。そこをはき違えて「治すのがあんたの仕事でしょ?」とふんぞり返ってしまい、回復が遅れてしまうケースも多々あります。わがまま病を治してからカウンセリングを受けられるほうがよいでしょう。

みなさんが、生きやすく楽しく過ごせるように最大限の知識でサポートいたします。

お困りの方は一度ウエルカムカウンセリングへお越しくださいませ。

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